第56話

セックスの最中に女の人が



「・・・ハァ・・・この人はあたしのモノよ。二度と手を出さないで・・・」



などと言ってきたが私は手を出したつもりもなければ欲しいとも思わない



伯父さんはその光景が面白いのか



「ハハハッ・・・」



笑いながら行為を続けていた



そして最後に伯父さんが



「お前は幸せになんかなれねぇよ。気味が悪いお前が出来んのは身体、売るくらいだ。したら俺も買ってやるよ・・・もう邪魔だ!出て行け」



私はやっと自由になれた



5歳のあの日以来の自由



私は伯父さんの家を後にした

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