第52話

伯父さんは千鳥足になりながらベッドの横に来た



私はまた殴られると思い身体に力を入れた



ギシッ



ベッドが揺れる



近くに気配がする



異変に気付いた時には、伯父さんが私の上に跨り首元に顔を埋めていた



「・・・!?」



何が起きているのか分からずに身体を捻る



「何だ・・・起きてんのか?」



伯父さんはニヤニヤしながら頬を撫でる



気持ちが悪い・・・



「おい・・・大人しくしろよ。・・・あぁ・・・お前喋れないよな?・・・ハハッ・・・ちょうどいいわ」



伯父さんは笑いながら布団を剥いだ



「≪イヤっ・・・怖い≫」



思っていても声にはならず、伯父さんは私の服の上から身体を触り始めた



腕、脇腹、胸、太股、内股、腰・・・



「≪やめて・・・触んないで・・・≫」

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