第51話

伯父さんは神妙な顔をして『この子は両親の事故を目の当たりした』と医者に話していた



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その後、病気は治る事なく小学校を卒業した



唯一、話す事が出来た波木小夜ちゃんは卒業と同時に引っ越して行き、私は誰とも話さなくなった



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中1の夏、忘れる事の出来ない時が訪れた



その日は朝からお腹が重い様なシクシクしてる様な感じがした



そして、学校でトイレに行くと出血していた



これが何なのかは知っていたが、どうすればいいのか分からなかった



するとトイレにいた子が生理用品をくれた



でも、私はお小遣いなどは貰ってないので伯父さんに頼まなければいけない



その日、伯父さんに詳細を書いた紙を渡しお金を貰おうと思った



すると伯父さんは



「フッ・・・お前も女になったな・・・フッ・・・」



そう言ってお金をくれた



それから暫くは普通の生活をしていた。



運命のその日・・・伯父さんはとても酔っぱらっていた



でも、いつもの事なので気にする事もなく自分の部屋で寝ていた



私が寝付いて暫くすると部屋のドアが開けられた



私は気付いたがこれまでにも何度もあったので寝たふりをしていた



でも・・・この日は違った・・・

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