第44話

それから俺はスノーに餌をやり、自分たちのご飯の用意をした



それらを終え紫音の元に戻り目元に冷えたタオルを置き、俺が押さえて赤くなってしまった手首に湿布を貼ったり・・と甲斐甲斐しく世話をした



餌を食べ終わったスノーが紫音のスカートにじゃれてる



「スノー・・・ダメだよ。」



俺らがそんな話をしていると紫音が



「・・・ぅ~う」



唸ってる?



急いで目元のタオルを取ると眩しかったのか顔をしかめて・・・



「・・・わたる?・・わたる?」



俺に気付かないのか不安そうな顔をして探してる



俺はそっと手を握り



「ここに居るよ。ずっと一緒って約束したでしょ?」



顔を見ながら話し掛けると



身体を起こし抱きついてくる



「・・嫌いになんないで・・・イイ子にするから・・・ごめんなさい・・」

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