第43話
眠ってしまった紫音をソファー寝かせる
俺は泣きすぎて赤く腫れてしまった目元を冷やすタオルを取りに立ち上がろうとしたが紫音が俺のシャツを掴んでいる
「俺が怖がらせたのに許してくれるの?」
気付けばそんな独り言を言っていた
紫音が泣いている間、俺は紫音が居なくなってしまうんじゃないか、もう好きだと思ってくれないんじゃないかと不安になってた
出逢ってまだ二日。なのにもう手離す事の出来ない存在になってる
俺はシャツを掴んでる手をそっと離し手の甲にキスをした
「お願い・・・離れないで・・俺の側にずっといて」
そんな事を言ってしまう程恋しいんだ
照れと恥ずかしさで顔を赤くしてると
ミァア~
スノーが足元に擦り寄ってきた
俺はスノーを抱き
「ごめん。お腹空いたね?今、用意するからね」
照れ隠しで思わずスノーにまでキスをしてしまった
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