第24話
朝ご飯を食べ終わり少し休憩
紫音は俺の膝にスノーを置き、どうやら寝かしつけてるらしい
「紫音?これからはずっと一緒だよね?」
「ん」
「だから、少しずつ決めなきゃいけない事もあるよね?たとえば・・・お風呂の順番とか」
「お風呂はいっしょ・・・」
「///そ、そうだね・・・」
やべぇ・・・毎日かよ・・・
「んんぅ。じゃあ、俺が仕事に行ったら一緒は無理になっちゃうよね?・・・」
ずるいけど紫音から『一緒がいい』と言って貰わないと・・・
「・・・無理なの?」
「う~ん・・・絶対に無理って訳じゃないけど・・・」
「どうすれば、一緒に居られる?」
「そうだなぁ?・・・じゃあ紫音も一緒に会社に行けばいいよ!」
「・・・でも・・・」
「紫音?・・・不安?怖い?」
「・・・ごめんなさい。いっぱいの人・・・怖い・・・」
「いいんだよ。怖いよね?でも昨日も話したけど、俺が働いてる会社は紫音にとって怖い所じゃないよ?話せなくても大丈夫だし。それにね、俺の友だちに紹介したいから」
「・・・話せなくても・・・怒らない?」
「うん。誰も、怒らないよ。それに俺の友だちの奥さんと仲良くなれると思うよ。彩ちゃんって言うんだけど、きっと誰よりも紫音の気持ちを分かってくれると思う。一度、会ってくれないか?」
紫音は暫く悩んで
「・・・会いたい。渉の友だちに会いたい。お話・・・出来ないと思うけど・・・」
愛しい・・・
自分の事で辛い筈なのに俺の事を考えて・・・
「そのままの紫音を見て欲しいと思ってる。紫音自身を・・・だから頑張らなくていい」
「・・・はい」
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