第8話

12月の寒い夜のはずがここは穏やかな空気が流れてる。



気付くと随分と時間が経っていた。



送って行こうと彼女を見ると・・・



俺を見ていた。



ヤベェ・・・いつからだ・・・?



俺は平常心を装い・・・



「そろそろ行こうか?」



彼女は頷き手をギュっと握った。



「家はこの近く?」



「・・・?」



キョトンと首を傾けた。



「・・・ん?」



「お家・・・な・い」



はっ?



良く見てみれば彼女の横には少し大きめのバックが・・・



「・・・」



「・・・?」





「・・・え~と。・・・家に来る?」



笑顔が咲いた・・・

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