第7話

暫くして彼女は泣きやみ・・・



「あ・りが・と」



そう呟いた。



泣いている間も手は離される事はなかった。



俺も落ち着きを取り戻し



「良かったら名前、教えてくれる?」



「・・・紫音・・・泉 紫音で・す」



「俺は河内 渉です」



「・・・この子は・・スノー・・です」



「・・・スノー・・・雪?」



「・・・そう・です」



「この子に合った綺麗な名前だね」



彼女はとても優しい顔をして子猫を撫でた。

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