sideレナ

第11話

「食事していってよ」と言われてる難。そういえば難って好きなものって何なんだろうと思う私。「俺が好きなものか。好きなものはカレーだ」と言われる。あっそうか。悟られるんだね」と思ってしまう。すると難のお母さんが私を見て「麗奈ちゃん、ちょっと私と一緒に作りましょうか」というお母さん。

まず下ごしらえかあ。と思ってると、お母さんは「野菜なんだけど、うちはジャガイモは入れずにサツマイモなのね。」というとホワイトボードに訳が知りたいと書いた。するとお母さんは嬉しそうに「私と主人はサツマイモの縁があって結婚したのよ。私の母が昔からよくサツマイモ料理が好きでね。よく作ってくれた。そして主人とは高校時代に出会ったわ。あれはサツマイモをほっていた時に主人がさつまいもほりに参加したの。泥だらけだった私に近寄らない人がほとんどの中、主人は「働き者だね。女の子の泥だらけ。最高」って言ってくれたの。それを調理実習にカレーに入れて食べたの。あの人が笑顔で私にこう言ったの。「よっぽどサツマイモ好きなの。じゃ、さつまちゃんだね。実は僕もイモ類の中でサツマイモが好き。とくに焼き芋なんかいいよね。落ち葉集めてさ。」と言って高校の時は付き合うってこと思ってなかったのに、社会人になって偶然会社の同期で違う部署だったんだけどね。ある日、サツマイモのカレーを同僚と食べてた時にあの人が来て、君はさつまさん「あだ名」で呼ばれて、「えっ偶然、俺吉井 聡。覚えてる」と聞いてきて、私もまさかとは思ったよ。でもその出会いで私は運命を感じて、付き合って結婚したの。で我が家ではカレーにはサツマイモになったの」というと、「さつまちゃん。カレーまだ」というお父さんの声。「はいはい。今できたよ」というお母さん。さっそくいただきますといい、食べるお父さん、「おいしい」というと難が「おふくろをさつまちゃんと呼ぶか。」というと「真っ赤にするお父さん。「まあまあ。いいじゃん、可愛いし」という湊さん。

すると、お父さんはカタに「俺とさつまちゃんから生まれてきた。かわいい生意気と怖気っ子が大きくなるとはね」という。

「レナちゃんが見てる前で」とお母さんは真っ赤になってた。

私はこんな家族がいたらいいなっと思った。

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