side難

第10話

俺が「今日は泊まて行け」というと湊は「うん。泊まらせてもらうよ」という。レナは俺にホワイトボードで「お休み」と告げ、自分のベットに行き、そこで寝ていた。夜中に俺に起きてると心の声でいう麗奈。

難、ごめん。私今日は怖くて眠れないというので、俺は起きてレナのそばに行き、手を握ってやる。「不安なのか」という俺にレナは夢を見たの。入れ墨を入れられるときの夢を。私、こんな入れ墨を入れられたのは私の両親が私を捨てたからだっていうのね。私は捨てられたから迎えに来ないのかなという麗奈に俺は、「お前の両親は何か事情があってお前を迎えに来れないだけで、両親がお前を手放さなかったのはきっとお前を愛してたからなんだと思うよ。だけどお前は自分が負担になると思って出てきたんだな。今頃お前のおじいちゃんも後悔してると思う。レナその失語症をゆっくり治して本来のお前でいないとどうする」というと、カタの言う通りだよね。私自分のできることを今頑張ってみるとレナの声を聞いた。

すると朝、声を出そうとして練習をしてるレナを見た俺。

「おはよう」という俺。すると弟も起きてきて、「今日は兄貴、実家にこいよ。もちろん麗奈ちゃんもね」というと、レナ行きたい、難のお父さんとお母さんに会いたいと書くと「チッ仕方ねえな」というと行くことに決定になった。

支度をして実家に向かい、「ちっただいま」というと「素直じゃないわね。あんたは」というお母さん。父はというと「元気だったか。いいじゃないか。」という。レナが笑っていたので「あらまあ。かわいい子ね」という母。「俺が拾ったんだよ、公園でな」というと、「なるほど、スバル君に聞いたわよ」というと、難、お客さん来てるんだがお前にという父。リビングに行くと座ってたのは五代さんである。「お久しぶりです。師匠」というと、「難君、久しぶりだね」というと、ところで隣のお嬢さんはと聞く五代さん。

「彼女は牧麗奈さんといいます」というと、口パクでよろしくと言ってきた「彼女がそうか」という五代さんは「よろしくね」というと、「難、お前の元気そうで何よりだ」という。「はい、師匠仕事をやめたんですよね」というと、「裁判員はやめたが、俺は裁判員の育成をしてるよ。」というと「君の事件を担当してくれる裁判官は経験豊富な「新開」っていう女性裁判官だよ。彼女は天秤の重さ「裁くときの重大さ」をよく知ってるからね」という五代さん。「レナ安心しろ、俺がお前の弁護人なんだから」というと「お前が裁判所に行くのか」というお師匠さん。「ああー行く」というと「そうかい、お前は民事裁判はあるけど、刑事裁判は初めてだ。だけど俺は不安はない。頑張ってくれ」という五代さん。

そして五代さんは家を後にした。

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