第10話

シンジ

『え?こんな時間に誰だろう?』


シンジはゆっくりと玄関に向かった、するとドアの向こうから


ツカサ

『碇君、居るんでしょ開けてくれる、碇君』


聞こえてきたのはツカサの声だった、その声に反応して奥で騒ぎ出すアスカ


アスカ

『いやぁ~~、こないでぇ~、お願いもうやめてぇ~~~』


シンジ

『え、あ、ちょ、ちょとアスカ、落ち着いて』


ツカサ

『碇君、そこにアスカも一緒に居るんだ、ふぅ~ん、なんだ手間

が省けたわ』


「一体なんなんだよ、手間とかアスカとか、僕には何がなんだか分かんないよ」


ツカサ

『イ・カ・リ・ク・ン、・・・・・私お邪魔しないから碇君ちょっと出てきて貰えないかな』


シンジ

『え、今から、外に?』


その瞬間アスカが走り込んでシンジに後ろから抱きついた


アスカ

『ダメェ~~~、絶対にダメェ、シンジはあたしのそばにいるの、ツカサ、帰ってよ、もうシンジに近付かないで、そしてもうココには来ないで!』


シンジ

『ア、アスカ・・・ごめんね、結城さん、なんかちょっとアスカが大変だから僕行けないよ』


遠ざかる靴音

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』


シンジ

『アスカ、大丈夫?、取りあえず奥の部屋で休もう』

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