第36話

そして、警察におれが自首する日、俺は彩斗さんに連れられて警察署まで行くと、そこで待っていたのは茂樹ともう一人男の人が一人。

「スバル兄ちゃん。ごめんね。どうしても会いたくて来ちゃった」という茂樹に、「俺、お前に嫌われてると思ってたんだ。だから言い出せなかったんだよ。」といった。茂樹は「俺将来、兄ちゃんみたいな人を立ち直らせるような仕事に就きたいと思ってるんだ。」という茂樹。その横で「こんにちわ。俺は狩場といいます」という男の人。「ああーあんたが希望の家の人か」というと、「茂樹君が自立できる日まで、こちらでお預かりします」という。そして俺に弁護士を紹介してくれた。この人は「お歳がかなりいってるけど、何か意義があれば申し立ててくれます。彩斗が病院の診察は受けさせるようにとの意見書を弁護士に持たせてますので弁護人からいってくれるはずです。だから安心してください」といってくれた。「本当に弟がお世話になるばかりではなくて、俺のこともよくしていただいて、ありがとうございます。罪を償ったら今度はちゃんとした仕事に就いて頑張ります。弟の事よろしくお願いします」と伝えた。そして俺は警察署に入り、自首をした。

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