第32話
「茂樹寝ちゃったね」と栞が布団をかけながら言ってると「隼人、助かったよ。でも、なんでお前茂樹についていったんだよ」というと、「昔、兄ちゃんも親父と偶然あって帰ってこなかったから、もしかしてと思っていったらそうだったってだけで彩斗兄ちゃんが僕が説得するからって、アルコール依存症の患者は刺激すると危ないからっていって、優しい言葉をかけたほうがいいらしいからって。彩斗兄ちゃんはやっぱり医者だね。すごく頼りになるよ」というと、兄貴は「いや。隼人のSPのほうもすげーな。ところで今回はよかったが、逆に大変な状態になった時はお前らどうするんだよ」という。「その時は兄貴をよぶから」というと「お前らも大人だもんな」という。栞さんは「怪我無くてよかった」というと、俺は泣きそうだったが、彩斗兄さんも頑張ってると思うと泣けなかった。
「栞さん悪いけど、俺は兄ちゃんがいないと泣かないよ」というと、栞さんが「わかってるってあんたは太陽だものね」という。その時だった。彩斗兄ちゃんからの電話だった。慌てて取ると、「落ち着いたから、精神科に預けて帰ろうかと思ってるけど、早朝だからバスでは無理だし、帰れない」という電話で、俺は「ラジャー」といい迎えにいった。
すると、真菜ちゃんが彩斗兄ちゃんと一緒にいたので「どうしたんだろう」と思った。すると、「隼人、後ろいいかな」というと開けた。
どうして真菜ちゃんがいるんだろうと思ってたら、真菜ちゃんは顔が真っ赤になっていた。
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