第25話

「おはよう」というと、お父さんとお母さんは「治療がうまくいかなくても彩斗さんなら真菜を愛してくれるよ」といって送り出してくれた。

彩斗さんは今日は病院のお休みをとって私の治療を見守ってくれるって言ってたし、私こんなに心配されてるんだ。自分らしさを取り戻すぞと思った。すると迎えに来てくれたのは、松井くんと隼人さんだった。

「ごめんね。彩斗兄さん真菜ちゃんを迎えるための準備していてこれなくて」という隼人さん。

「お前、昨日彩斗さんとデートしてたらしいな」と松井君。

松井君の言葉に相当真っ赤になった私は「松井君残念だったね。」というと「だれがお前なんか」という松井君に私は。はっきりこういった。「いじめっ子のあなたなんか友達としてしか見てませんといった。「ははは、まだ友達でいてくれるのか。うれしいね」という。それを聞いていた隼人さんは「くくく。真菜ちゃんは少し強くなったね。でおかげで緊張解けたみたいだね。よかったよ」いうと、松井君が「緊張を解いてやったんだ。兄貴がと約束してるんだ」というと、兄貴って満さんというと「ああ。俺が緊張解けたら、今度の日曜に、どっか連れて行ってくれるって約束したもん」という松井くん。すっかり希望の家になじんでると思った。

そんなこんなで希望の家に到着した私は、彩斗さんは体調のチェックを受けて、「真菜ちゃん今日は体調もいいみたいだね」というと、行く前にというとおまじないというと、手をつないで一緒に治療室まで行ってくれた。

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