第26話

「兄貴真菜ちゃんの事を頼む」というと彩斗が自分の部屋に戻った。

「じゃあさっそく始めるよ、リラックスして俺の目を見て、今あなたはどこにいるかわかりますか」というと、真菜ちゃんは「おじさんの家にいます。そこで私がおじさんと寝てます。気持ち悪い、いや、やめて」というと真菜ちゃん、落ち着いて。大丈夫だよ」というと落ち着いたので、次の質問をしてみた。「この後何を言われたの」と聞いた。

「これは絶対におじさんと真菜ちゃんの秘密だよ。もし言った場合はおじさんが、いつか迎えにいって、大人の真菜ちゃんに同じことをするから」というと、俺は真菜ちゃんの催眠術を解いた。「真菜ちゃん話してくれてありがとう。つらいことを思い出させてごめんね」というと、真菜ちゃんは、泣いてたが、以前のような真菜ちゃんじゃなかった。

真菜ちゃんは俺に「なんかすっきりした」といってくれた。

俺は催眠術で聞きだした情報をすぐに報告書にまとめて真菜ちゃんに見せた。すると「誰にも言っちゃダメだっていわれてたから言うことに戸惑ってたのかな」というと「真菜ちゃんはまだ5歳だったんだ。あの時、いっちゃダメだって言われたことを言えなかったんだと思うけど、ある意味脅迫にあたるんだよ。この言葉は。」というと「警察に被害届出したらいいのかな」というので、「それで気が済むんだったらいいけど、もっといい方法があるから大丈夫だよ。俺の仲間に頼むからすぐ解決するよ」というと「私、いろいろお世話になりっぱなしでいいんでしょうか。」という真菜ちゃんに俺は、「うん、君はまだ未成年の17歳だよ。いいに決まってる」という「お世話になります」といったので「とりあえず治療は終わったから、彩斗またムチャしてるといけないから行ってあげて」というと、おれは用事のため外出をすることになった。

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