第24話

真菜が寝た後、私たちは夫婦で話をした。

真菜もお年頃になるとはねえ。私たちはあんなことをした兄をゆるすつもりもないが。それよりも自分自身がゆるせない。私たちが預けなければよかったなあ。だったらあんなことにならずに済んだのに。というと、「そうね。真菜が可愛そうと思えば思うほど、真菜の気持ちを気づいてあげれなくなってしまった。今日彩斗さんが来て思ったわ。彩斗君はできないことを嘆くこともなく、出来ることで楽しんでる。それに自分のことを隠さず話してくれたわ。彩斗君なら真菜を任せても大丈夫。そう思ったわ」という妻。

ああー私たちにも真菜と同じぐらいの時に恋をしたんだもんな。というと懐かしいと思った。私たちはその後ベットで一緒に眠った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る