第21話
食事をしてる時に気が付くことがあるのだ。
それは育児放棄のラインだ。
松井君はというと、されてないなと思った。
でも何か寂しそうにしてるような感じだった。
真菜ちゃんは綾斗の何かに気が付いたらしく、俺を見てきたが、俺がシーっとあてた。そう彩斗のフォークの持ち方だ。隼人は普通に持つことができたのだが、彩斗には少し癖が残ってるのだ。
すると隼人が彩斗に兄ちゃんというと気が付いて持ち方を教える。
「ああーごめん」というと、隼人は何も言わない。
優しい隼人は、教えて何も言わないのだ。
すると、陽に呼ばれて、真菜ちゃんも呼び紹介する。
「あのレストランデイジーのシェフの菊章さんですよね」という真菜ちゃん。陽を知るものはいないというほどの有名人だ。「昔の友達なんだよね。満」というと「陽、今日は忙しかったんじゃないのか」というが、陽は「全然、満がお呼びなら店を閉めてでも来るよ」という陽。陽とは今でもこういう仲だ。
「真菜ちゃんは彩斗の彼女だね」というと真菜ちゃんは真っ赤になってしまった。すると俺が真菜ちゃん、俺が陽の所に呼んだのには俺と陽が真菜ちゃんに話があるんだよというと、「彩斗はな。育児放棄されたためにああいう癖が出てしまうんだ」という陽に真菜ちゃんは「私保育士を目指していて、写真で何度かみたことがあるから」というと「そうか。知ってたんだね。真菜ちゃんはあいつのあんなとこをみてもあいつの事好きか」と俺が聞いたら、彼女は迷わずに「私彩斗さんの事が大好きです。何をみても変わりません、でも自分の体が嫌なんです。彩斗さんはこんな私を愛してくれるんでしょうか」という真菜ちゃんに彩斗が気づいたらしく「真菜ちゃん、なんでそんなことをいうの」と聞いた。「だって。こんなおじさんに抱かれた体を愛してくれる人なんていません。」というと、彩斗が真菜ちゃんを抱きしめた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。