第5話

ある日、学校の校庭をみてると雨が降っていた。そういえば私、傘をもってないと思ってると、職員室に私の親戚だといっておじさんみたいな人が迎えに来たが、学校は両親に引き渡さないでくださいと言われていたので渡さなかったのでおじさんは帰っていた。すると兄貴が迎えに来てくれたので、私は兄貴に気が付いた。すると兄貴は先生たちとお話をしていたのをこっそり聞いてしまった。「実は、妹は昔ちょっと体にいたずらをされたことがありましてね。それで渡さないでほしいといったんですよ」というと、「真菜帰ろうか」というと私と帰った。「ただいま」といった私に「お前に話しておきたいことがあるんだ。」といい、お父さんとお母さんとお兄ちゃんと向かい合わせて座った。

「ごめんなさい。今からいうのは事実で、話すのは大人になるときにあなたに傷ついてほしくないからなの。あなたは小さいときに私の弟である叔父に預けていたの。叔父はあなたの身体にいたずらをしたの。だから私たちは叔父とは縁を切ったの。今日の学校から電話がかかってきたときは、私たちも驚いた。壮馬に連絡して急いで迎えにいってもらったの。それとこの話をしたくなかったのは、あなたに恐怖を与えたくなかった。あなたは私たちの娘だからね。でも真菜が何があったか知りたいと思ったのは、希望の家に真菜が来たという連絡が来たから」というとお母さんとお父さんに「話してくれて、ありがとう、お父さんとお母さんのせいじゃないよ。そうだったんだね。」というと部屋に戻った私。「でもなんで彩斗さんは私の事覚えてくれていたんだろう」というと兄貴が「真菜おぼえてないんだね。原因が分かった時、彩斗さんにクーラーを切ってもらったんだけど、彩斗さんは汗をかけない無汗症という病気なのよ。その行動がお前がおかしい原因を探ってくれたわけだよ。そのクーラーの音がおじさんのとこのシャワーの音と同じような音だったんだ」というと、私はすべてを思い出した。そしてその後、彩斗さんにいったことを思い出した。「彩斗さんにお嫁さんになる」といってほっぺにキスをしたことを。思い出しただけで真っ赤になる。それを思い出してしまって、夜あまり眠れなかった。そうだ、明日いってみよう。とおもった私は翌朝、希望の家を訪ねた。

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