第3話

「おやすみ」というと自分部屋で寝た私は、幼い頃心配ばかりかけてしまってる自分の夢を見てしまった。「クーラーの音、おじさんの音」っていってる兄貴の夢にびっくりした。兄貴に聞きたいけど聞けない。「そうだ。希望の家にいけばわかるかな」っと思い行ってみることにした。

するとSPみたいな人が彩斗さんを車で送ってる。そこにご夫婦だろうか。男の人と女の人がいる。すると、男の人がこっちに気が付いてくれた。「栞。お客さんだ。お茶を入れてくれる」というと、私を招き入れてくれた。「こんにちわ。俺は満です。ここの代表です。そして、これは俺の嫁さんの栞だよ。」というと、「満さん、これはないですよ」といったら、満さんは笑っていうのだ。「だって栞は若いから俺の嫁さんと言わないと」というと、私は笑ってしまった。

「なにかあるのかな。君、なんかリストカットの後だらけじゃん」と悲しい顔をした満さん。すると私に栞さんがこういった。「あなたは自分を大切にしてほしいの。もうやらないって約束して」と言われた私に悲しい顔をされた。「寂しいんだね。君は、でもリストカットはやめてほしいな」というと「もうしません」といった。

「私、八木真菜っていうんですけど、覚えてますか」というと、満さんは「覚えてるよ」という。「どうして私が小さい頃に希望の家に来たことがあるんですか」と聞くと、「君にとってはそれが重要なことなのかな。だったら教えるけど、聞く覚悟を持って聞いてほしい。君にその覚悟があるかい」と言われて、はっとした。私聞く覚悟がまだできてないんだ。今はその時ではないから。そう思い、「今日の所は帰ります」というと帰った。

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