お師匠様
第20話
SIDE満
お師匠様。
なんだい満といい俺に聞く。
お師匠様はなんで俺を引き取ろうと思ったのと聞く俺に
お師匠様は、お前がなんか悲しい顔してたからねという。
お前はこれから一人で生きていかないといけないし、つらいと思う。私は残された時間は長くない。だからお前みたいな人の痛みが分かるようなやつにこうやって催眠術を教えて役たててほしいと思うんだ。お前はあの時ただ遊びに行こうとした感じだったんだと思うけど、両親はなぜお前を止めようとしたのか、それはね子供が夜出かけるのは何かと危険なんだよ。そしてお前は危険な目にあったから、身でわかったんだろう。だったら、止めてやるんだよ。これから昔のお前をねというお師匠様。
うん、俺ここの希望の家で、親の捨てられたり、親のいないやつを引き取ってちゃんと育てるよという俺にお師匠様は笑って、私は明日にはいないかもしれない。生きられないというのはつらいね。お前を残して死ぬってことはつらいことなんだよというと、抱きしめてくれるお師匠様。俺はこのお師匠様という人間が亡くなったとき、涙がでなくなるまで泣いた。
そして、俺はお師匠様に言った言葉を実現することになった。
今、俺は希望の家にいるこいつらを見守りながら、お師匠様と過ごした日々をこうして思いだしているのであった。
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