私にとっての大切な時間

第14話

私は風邪をひいて寝込んでしまった。

そのことに対して謝る私。

満様すみません。掃除とかが出来なくてという私に彼は、いやーいいんだ、ゆっくり休めと言われ離れる。

私、一人になってしまう。いやだと思っていた。

そして、満様と呼ぶと彼がなんだ栞といい、私のわがままをお許しください。一緒にいてください。私を一人にしないでくださいというと、ああーわかったといい、俺もこの部屋にいるからといい、夜中私はうなされる。恐い夢を見てた。

車に乗せられて、またあの牢屋に入れられる。そして1004、時間だと言われて、苦しいといい口にしたことで、満様は大丈夫だぞといい私に冷たい手を置いてくれてる。そして目が覚めて、抱きしめられていたことにびっくりする私。

栞、どんな夢を見てたんだという満様に、いえ大した夢ではありませんという私。

お前、あんなにうなされてるんだぞ、ほっとけるかといい満様が怒鳴る。

話さないなら、催眠術をかけるぞと言われてしまう。

ああー話しますといい、前のご主人様に引き戻されてしまうんですというと、そうかといい抱きしめてくれている。

つらかったなという満様、私は満様に身を寄せる。

俺と寝るかと言われて横にすると、私を抱きしめて彼も横になる。私は満様を信頼してるから平気なんだと初めてそう思う瞬間だった。満様も私と同じで傷ついてるけど、彼はありのままなんだとおもった。ありのままの自分でいるから強いんだとそして優しいんだと思った。私は満様という人間が好きになったみたいだと自分で気づいた。

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