声援

第49話

20分経過ー




3分の2の時間が経過したが、確実に3の分2以上は食べている。




残り5分の2くらい。




この調子で行けば、間違い無く成功出来る。




賞金三万円は、もう目の前まで来てる。



25分経過ー




残り10分の1。




誰もが成功したと確信を持った時ー




幸せ者のスプーンはピタリと止まった。



どうしたと言うのだ!




今まで、好調だったのに。




「ふぅ~!」




「お腹いっぱい、もうダメだ~!」




そんな幸せ者に、いつの間にか、周りの客達が声援を送り始めた。




「もう少しだ!」




「負けるな!」




「おじさん頑張って!」




「頑張れ!頑張れ!頑張れ!」




幸せ者、周囲の声援に励まされ、力を振り絞りスプーンを持った。




「ウオーーー!」




大声で気合いを入れ、再び食べ出した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る