第13話

「だから…ただの女子高生ですって。」

「…じゃあ、さっきの殺気のようなオーラはなんだ? ただの女子高生が出せるか?」

「出せませんね。」

それだけ即答かよ!?

「…お前、矛盾してるの気づいてる?」

俺はあきれてソイツを見た。

「気づいていますが、何か? もうすぐ、5限目が始まるので帰ります。」

女はそう言って、立ち上がりドアへ向かった。

けど、俺は引き止めた。

「どーせ、教室に戻っても寝てるだけだろ?」

「…。」

図星だったようで、足を止めたがまた歩き出し出ていってしまった。

バタンッ……

なんだよ、アイツ(怒)

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