第14話
「どうしますか、隼人。」
「何とかして、アイツを生徒会に入れる。」
「そう、こなくちゃ! なっ、瑛!」
竜はいつでもテンションが高い…
そういう所は嫌いじゃない。
「竜、アイツの情報を徹底的に調べろ。今日中にだ。それと、明日の朝に俺がここに来させる。」
「ハイハイサー(笑)」
鼻歌を歌いながら生徒会を出た。
部屋には、瑛と2人だけだ。
「珍しいな。お前がそこまで言うなんて。」
「仕方がねぇーだろ? そういう決まりだからな。」
すると、瑛が分厚い本を持ってきた。
そして、俺の目の前に広げて置いた。
「なんだこれ。」
「美月花の個人調査票だ。一通りのプロフィールが載っている。」
俺は目を通した。
そして、ある事に気づいてた。
「たぶん情報がないのはその事だろう……。だから黙っているんだ。」
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