第7話

キーンコーンカーンコーン


4時間目が終わるチャイムがなった。

「…んっ…ふぁ~…。」

あたしはチャイムと同時に起き上がった。

お弁当を取り出そうとしてカバンを手にしたが、

「あっ…。」

ヤッバー! お弁当忘れたー。…仕方が無い…。

そのままトイレに向かった。

出てくると廊下にあのチャラいヤツがいた。

「あっ、いたいた!」

うわ~、ここで見つかるパターン!?

「何?」

「探してたんだぁ~!! 良かった、見つかって!」

ニコって笑って近づいてきた。

探してた? なんで?

「ちょっと、一緒に来てくれるかな? あっ、変な意味じゃないよ。」

「…。」

そんなにニコニコされたら、逆に怖いんだけど。

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