第6話

順位を見ると、5教科500点だった。

その2位が、松村隼人っていう人だった。

しかもその人とは498点の2点差だった。

そんな事を思いながら教室に入って自分の席に座った。

やっぱりクラスのみんなもこっちを見ていた。

すると、朝からテンションが高い人が入って来た。

「花ちゃーん、おはよー!」

「あ?」

誰だよ、あたしの禁句を言ったヤツは。

「だから、殺気を出すなって。花ちゃん!」

「その呼び方やめろ! …でないと、殺すわよ!」

あたしは冷たい視線を中川くんに送った。

「わりー、わりー。それよりさぁ、お前テストで1位なんだって?」

「それが?」

「隼人に勝つなんて、驚いたぜ。」

「だから? あたしには興味がない。それと隼人くんって人知らないし。」

すると、担任が入ってきてHRが始まり、1時間目になった。

……マジで眠たい。寝よっと……。

あたしはそのまま寝てしまった。

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