第4話

もしかして誰か居るの?

あたしは慌てて後ろにある、はしごを使って登ってみると、確かに誰かが寝転んでいた。

そして、あたしの足音を聞こえたのかゆっくりと起き上がり、あたしの顔を見た。

「お前、誰だ?」

「あっえーと、2年C組の美月花です。」

あっ!! つい反射的に答えてしまった。

あと、殺気も出してしまったかも…。

「見覚えもない、名前だな。お前、本当に2年C組か?」

「はぁ~? 当たり前でしょ!! どうして、初めて会った人に嘘つかないといけないのよ!!」

…あぁ~、怒鳴ってしまった~。

この性格直したーい…。

「あっそ…。」

男子は、本を片手に立ち上がり降りてしまった。

なぬぅ~!! ムカつく(怒)

しかも、何!? あの最後の捨てゼリフー!!

その日、イライラしながら午後のテストも受け、放課後になり教室を出てからも、生徒に変な目で見られながら1人で帰った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る