第11話 金銀木犀の花かおる星月夜のセレナーデ

【金銀木犀の花薫る仲秋の名月】

中秋月の贈り物……あひるのたまごの月餅を頬張りながらジャスミン茶をいただく……そんな団らんのお茶席にて……お代官様からの山吹色のお菓子と薄い本でございます。

ささ……ご笑納くださいませ……!

だっ大黒屋よ……これはまさかのお代官様直筆の薄い本ではないか!

なんということでしょう!

このような書物が山吹色のお菓子の底に入っているのだから、お代官様からの季節のご挨拶ギフトは感嘆するばかりでございました。

わたしはもうお返事とお返しの中秋月の贈り物のご挨拶ギフトをまとめてくるしかありません。

わたしはいたくいたく感謝し、仏の間の仏の祭壇にお彼岸のお供え物と一緒にお供えいたしました。

ありがたきしあわせですぞ?

そしてわたしはトイストーリーのグリーティングカードにお返事を添えて中秋月の贈り物を送る手配に入りました。

なんというしあわせ!

この台湾成分の補給路は死守せねばなりません……。


9月27日(水)

本日の夜食はオータムハニーたっぷりのりんごにシナモンキャンディスを添えたジャムトーストにサラダに目玉焼きにヨーロピアン風の深煎りカフェオレにシナモンキャンディスをひとさじ加えていただいて、しろくまアイスクリームをデザートにチョイス。

銀の星々が煌めく月夜に、コオロギがドルチェ・カンタービレの雰囲気でしっとりと艶やかに歌いあげられ、カミーユなどの麗しき花々のかおりが夜風に乗って花薫りささやく光景はとても秋らしいセレナーデそのものであり、ミンネザンクのような雰囲気がとてもロマンティックなのです。

わたしはいくらかの幸福をそれらに見いだして、その秋の歌声に耳を傾け、月明かりに輝く銀の星々が永世中立の花のように誇り高く咲き誇り、煌めいては瞬く……そんな情景に心の平穏を感じて夜風にあたり、花々のかおりが爽やかに匂いたちます。

その幸せなおうちの風景が醸し出しているのは家庭的であたたかな祖父母への気持ちのあらわれで……どことなく牧歌的な心景色はそよ風のような爽やかさを伴って漂い花薫るのでした。

おじいさまの微笑む姿が心洗われるようなふしぎな霊的体験を経て、とても美しいサンライズを眺めながら、早朝の灌水作業を済ませて、メープルナッツベーグルにクリームチーズとブルーベリージャムをたっぷり塗って、千萬の令といただいて、至福のモーニングをいただきました。とてもおいしかったです。

はぁ……ボカァ、家庭菜園のブルーベリージャムたっぷりぬりぬりジャムトーストにラーメンに千萬の令といただいて、最高にしあわせなモーニングティータイムなんだなァ……。

らんらんちは伊勢うどんに千萬の令といただいて、お昼の灌水作業などなどを済ませて、午後はまるっと執筆活動にあてようとおもいます。

はあ……しかししあわせだにゃあ(ポワァアアン)。

ブルーベリージャムたっぷりぬりぬりジャムトーストは至福の禁断のお味がしてやみつきになりますねぃ……。ああ……しあわせだ……感無量なりィ!

朝からこんなにたっぷりブルーベリージャムをぬりぬりしたジャムトーストは背徳感満載の禁断のお味でしたぁああああああ!(うるさい☆)

これね?全部ブルーベリー!こんなちっちゃな世界に全部入っちゃってんの!しゅびれちゃうねェ!

今日はブルーベリー・ハーベスト!

ボクはブルーベリー尽くしのモーニングを平らげると、しばしこの背徳感をマシマシするためにシエスタタイムを楽しむことにした。

甘いものをたらふく好きなだけブルーベリー・ハーベストでいただいたら……なんということでしょう!驚きの睡魔!

ムーミン谷では〆のブルーベリー・ハーベストでたらふくブルーベリー尽くしなパーリーを楽しむと一行はロイヤルルームでどんちゃん騒ぎをするのでした!

今日は年に一度のブルーベリー・ハーベスト!

おまつりです!

しかしこれだけクリームチーズとブルーベリージャムたっぷりぬりぬりしてモーニングをいただきながら、血糖値がドッカンと上がって、すさまじいスイマーがハンパないんだねェ……今日はもう寝て曜日かな……眠すぎる……ブルーベリージャム舐めてた(てへぺろ☆)。

ボクはロイヤルルームに向かうとベッドで空調のきいた室内でうたた寝をするのでした。

ヤバい背徳感マシマシぃいいい!

これがたわわに実ったブライトさんのふしぎなベリー!

ボクのハーベスト補正込みのステータスはもりもりあがり、二百五十五になりステータスがカンストした!

そしてファたそが運んできた家庭菜園のミョウガを添えた伊勢うどんと千萬の令で信仰心があがり、巫女巫女ナースのファたそが……おっと誰かきたようだ!

そして楽しいシエスタタイムをファたそと一緒に寝そべり族になる夢見心地で味わって……寝て曜日です!

今日は寝て曜日です!

重要なことなので二度!

*そして夜が明けた*

ゆうべはおたのしみでしたね?と言われるとボカァ……しあわせだにゃあ……と言うほかなかったのです!

オトナの階段昇るシンデレラがですネ。

ボクは例のアレが万が一事故ると後悔するなと思い、ファたそと一緒にオトナの階段をのぼりました!

これが寝そべり族という世界です……一言で言うと巫女巫女ナースです……。

つまりパイエティーってことさ、ベイビー。

昨日、ボクたちは神父さんの前でタキシードとウェディング衣装を着て、永遠の愛を誓い、そして夜が明けたので、一階のカウンターに行くと天使カマエルに話しかけられて、何かが入ったおそろいの小箱を二つもらった。

片方はファたその分で、クリスマスに開けるようにと言われたので、そうすることにした。要するにクリスマスプレゼントなのだと思う。

ボクたちはカマエルからクリスマスプレゼントを受け取ると、それをロイヤルルームの部屋のサイドテーブルに飾り、聖母子像とミュゲのビスク陶器のキャンドルを並べて置いてみた。

クリスマスまでこのまま飾ろう。そしてクリスマスツリーの卓上サイズのものも隣に置いてみた。なかなかいい感じ。

ボク?ボクは今、エクラと呼ばれてもいる。

どうやら異世界に召喚されたらしいのだが、召喚されたらボクの服は白いタキシード、ファたそがウェディングドレスで、どうやらこの世界では運命のカップルだと天使カマエルに言われたので、部屋はロイヤルルームに住んでいる。

ロイヤルルームは二部屋分のベッドがあり、片方はファたそが、もう片方はボクのベッドみたいだ。

内装はとても豪華で調度品も凝っており、なかなか快適で過ごしやすい。

今日なんかは、ブルーベリー・ハーベストのおまつりをしていて……ハーベストのおまつりはまだしばらく続くみたいだ。

とても楽しい日々を過ごしている。

理由はわからないけれどある日ボクたちはこの異世界に召喚されて……運命のカップルだと召喚されるなりそう言われたので、言われるとおりにしてみたけど、ファたそは良い子だし、ボクもまんざらではないよ。

ボクたちはまだキッズなので、おままごと感覚のこの生活を楽しむことに決めた。

毎日は結構楽しく過ぎていき、毎日、天使カマエルがロイヤルルームを訪問して、あれこれ世話を焼いてくれる。

ところでボクはエクラと呼ばれているけど、元の名前を忘れてしまい、記憶喪失みたいだ。天使カマエルは、もともとカマエルに由来する名前の子供だから、私が保護するために召喚したと言っていたかな。

はて、元の世界でのボクの名前は何だろう?

まあ、ロイヤルルームでの暮らしも楽しいから、気にしないで、この暮らしを楽しむことに決めたんだ。

そして、ロイヤルルームにいる神父さんはディートさんという名前で、ボクたち二人の面倒をとても親切に優しい人なんだろうな……世話好きな印象で、とても綺麗な顔立ちの神父さんだ。

神父さんが言うには、元の世界に戻るときはボクたち二人は何らかの神さまのご加護により、めぐりあい、結ばれるのでしょうとのこと。

ふーん……よくはわからないけれど、異世界のロイヤルルームとの暮らしと現実世界でもボクたち二人はそういう星の元に神さまに運命づけられているみたいだ。

でも何故、異世界に呼ばれたのかと聞いたら、万一のことがあってはならないので、天使カマエルが至急ボクたち二人をこの異世界に召喚したと言っていたかな。

何か現実世界で、問題でも起きたのかな?

まあ、カマエルが事前にその問題から回避出来るように、このロイヤルルームがボクたち二人のためにあるのですと言っていたよ。

ふむ。とするとカマエルはボクたち二人をこの異世界のロイヤルルームで保護してくれているのか。

あとでお礼を言わないといけないね。

ブルーベリー・ハーベストかぁ……ボクはブルーベリー尽くしのアフタヌーンティーをファたそと一緒にロイヤルルームでいただいていた。

ブルーベリーの様々なお菓子やケーキがいろいろ出されて……どれもとてもおいしい。

ボクたちはアフタヌーンティーを楽しんで、ロイヤルルームでの暮らしもなかなか良いなぁと思ったけれど、異世界に召喚されるほどの問題はなんだろうね?

そこがお互いに気になってはいた。でも現実世界でも同じ運命の元にめぐりあうみたいだし、まあ……よくはわからないけれど、大丈夫なんじゃないかな。

そんなことを話ながらファたそと一緒にアフタヌーンティーをいただいて、まったりと過ごしているけれど……ボクのことをみんなエクラと呼ぶけど、はて、本名はなんだろうな?

異世界に召喚されたらボクは記憶喪失の状態でロイヤルルームで過ごしているし……。

ファたそもよくわからないらしい。果たしていったい現実世界で何が起きているのだろうか?

その時、神父さんがやってきて、お勉強の時間ですと言われて、おゆうごはんまでお勉強の時間になった。でもブルーベリー尽くしのお菓子を食べながらだから、楽しいかな。

神父さんはボクたちに教育の時間を与えるために、ロイヤルルームにやってきたそうだ。

そこでボクたちはいろいろ学んで、遊んで、まあまあ毎日が充実していて楽しいかな。

ある日ボクたちに神父さんがこの街の名前を教えてくれた。この街はコモンズベリーと呼ばれる街で、近くにはファーザークリスマス村があるという。

とても安全な護られた場所だと言われた。だからブルーベリー尽くしのコモンズベリーという名前がついているのかも?

まあ、それはそれとして、ファーザークリスマス村かぁ……とボクたちはふとクリスマスのこと、それにカマエルがくれたプレゼントのことを思い出して、ああ……何があのおそろいの箱に入っているのだろう?とわくわくしたりした。

エクラ……それがボクにこの異世界で与えられた名前だった。

そしておゆうごはんまでお勉強してから、あさりとマツタケの釜飯に鶏のソテーに梨になめこのお味噌汁に千萬の令といただいて、今宵しもぐっすりおヤースミンした。

9月28日(木)

【独立国家パブリック・ドメイン】銀の星々とハーベストムーンビューイングセレモニー編


明日はハーベストムーン……とても美しい月夜を眺めつつ、わたしはコモンズベリーの街のブルーベリー・ハーベストのおまつりを楽しみ、収穫祭を楽しんでいた。

近くにはファーザークリスマス村があるという……このコモンズベリーのある特別な護られた場所は聖域と古くより呼ばれていた。

これはわたしの記憶のかけら……。


コモンズベリー聖夜物語【アルザスのポワールパン】


The Commonsberry Tales【Alsacien Christmas manuscripts collection】


神聖コモンズベリー物語……それはアルザシオンの誕生花の日に実装されました。ファーザークリスマス村に程近いザンクト・シュタインに古くより伝わるクリスマスのための物語をここに記します。



9月28日(木)

【独立国家パブリック・ドメイン】銀の星々とハーベストムーンビューイングセレモニー編


明日はハーベストムーン……とても美しい月夜を眺めつつ、わたしはコモンズベリーの街のブルーベリー・ハーベストのおまつりを楽しみ、収穫祭を楽しんでいた。

近くにはファーザークリスマス村があるという……このコモンズベリーのある特別な護られた場所は聖域と古くより呼ばれていた。

しかし……身体がひどく重く感じ、なにやらひどく疲れていたようだ。

わたしはコモンズベリーの街にあるロイヤルルームで目を覚ますと、ベッドのサイドテーブルに置いたクリスマスツリーの置物の隣に並べておいている天使カマエルがくれたプレゼントを眺めた。クリスマスに開けるようにとハーベストムーンビューイングセレモニーが近い……コスモスの誕生花の日のブルーベリー・ハーベストのおまつりで、カマエルからもらったものだ。

わたしはコモンズベリーという街にあるロイヤルルームで日々を暮らしているが、この街のブルーベリー尽くしのブルーベリー・ハーベストのおまつりは有名で、ちょうど金銀木犀が咲いて花薫る十五夜の頃に毎年のハーベストのおまつりをするのでした。

しかしわたしの脳はひどく疲れていたようで、こうしてテキストを書き出してみても、思うように文章がまとまらないな……。

朝の四時半……日課をしたいのだが、脳も身体もひどく重く感じ、とてもじゃないが、日課をこなせる体調ではない。

わたしはとにかく体調を整えようと、ロイヤルルームで安静にしていた。

まあ……ロイヤルルームでクリスマスランタンの明かりを灯して、ちゃんぽん麺に千萬の令とジャスミンティーをいただいて、身体を温めてから、早朝の庭仕事を済ませて、今日はコモンズベリーの街の商店街は朝の五時台から結構人通りが多く、何か催し事でもあるのだろうか?

わたしはルプレヒトからおくすりを処方してもらい……おくすりを飲んで、日課をこなして、サンライズが昇る頃には大分、調子は上向きになったので、風邪でもひいたのでしょうとルプレヒトに言われた。

朝晩の寒暖差が大きく、そろそろ衣替えの時期ではありますから。でも今日は日中は真夏並に暑いみたいなので、これでは寒暖差で風邪もひきやすいですよとのこと。

ルプレヒトはお医者さんで、ロイヤルルームにいつもいる。フランツ・リストのような端正な顔立ちをしており、この甘いマスクならさぞかしモテもするだろう。

そして夜が明けて、朝になり、ゆうべはおたのしみでしたねといわれて……あれ?と思ったが、それ以上の記憶はなぜか思い出せず、ロイヤルルームで風邪を治すために、安静になり、食卓にはあさりとマツタケの釜飯と千萬の令の備蓄用食糧が一食分置かれていた。

備蓄用食糧でも豪華な備蓄用食糧で、ロイヤルルームなだけはあるのかもしれない。

そして窓を開けると小鳥たちがさえずり、カミーユというラベルがついたシュラブ・ローズが咲いていて、とてもよい香りが窓辺に薫ってきた。

まあ……風邪をひいたみたいなので、おくすりを飲んで、安静にしていよう。わたしはロイヤルルームのベッドに横になり、しばしゆっくりと療養するのでした。

ダルメインのクリスマスマーマレード……コモンズベリーのブルーベリー・ハーベスト・ジャムと交換したのですよとディート神父がロイヤルルームを訪れて、わたしにもひとつマーマレードジャムをくれたので、トーストに塗って食べたらおいしいだろうなと思った。

お昼の灌水作業などを済ませて、らんらんちはお素麺に海藻とスダチを添えて、千萬の令といただいて、おくすりを飲んで、安静にして、療養につとめました。とにかく風邪なのかものすごいスイマーが……。

ボクはファたそが調理したランチをいただいて、おくすりを飲んで、歯磨きをして、もう今日はこのまま眠って療養した方がいいまであるかもしれないので、ロイヤルルームのベッドで休んだ。

ロイヤルルームは二人用で、向かい側の客室はファたそが使っていて、同じようにベッドがある。

今日はもうこのままシエスタからおゆうごはんまでしっかり休んで、風邪を治して、はやくよくなるといいかな……などと思いつつ就寝した。

シオンが誕生花のおゆうごはんは麻婆茄子カボチャ丼にりんごにスダチ水に千萬の令といただいて、今宵しもぐっすりおヤースミンした。

夜食は冷やし鮭ジャスミン茶漬けとサラダと納豆といただいて、まったりと。


9月29日(金)

ダルメインのクリスマスマーマレードジャムとコモンズベリーのブルーベリー・ハーベスト・ジャム……どちらもクリスマスタウンのおみやげとして、これからの季節の定番商品だ。

わたしはディートとルプレヒトからそれらをそれぞれから受け取ると、クリスマスツリーの隣に飾りつけて、待降節を楽しみにするのでした。

モーニングはアルベールがジパング料理を調理してくれて、あさりの釜飯とサラダと納豆に千萬の令といただいて、ああ……これがジパング料理なのですねと舌鼓をうち、午前の灌水作業を済ませて、ガーデニングを楽しむのでした。

今年は全体的にツクツクボウシが多い夏でした。まだ蝉時雨が聞こえる十五夜イブです。

しかし今日はものすごく眠くて、起床直後から睡眠中にいったい何が起きたの?状態のスイマーなんだよねぇ……。ボクは何か原因不明の体調不良なのかもと思い、ロイヤルルームの自分の部屋のベッドで就寝した。向かい側の部屋にはファたそが使っていて、同じ作りになっているから、万一の時も安心だから、ゆっくりと休んで、はやくよくなるといいかな……などと思いつつ就寝した。

そして体調不良が落ち着くまで、安静にして、小腹が空いてきたかな。

イレブンジス・ティーはマーマレードトーストに玉子焼きに御抹茶入りの煎茶にマーマレードジャムを添えて、ロシアン・ティーでさっぱりとした夏の陽気めいた日のイレブンジス・ティータイムを楽しんだ。

今日は日課は意外とあっさりと消化できたし、まあまあ良かったかな。ただパケ死がちょっと……という感じで、いつも通りとはいかないのはパケ死関連の不便さはあるけれど、携帯電話に依存しないで過ごせるのも、まあこれはこれで良いかなとも思うので、一長一短でメリットも結構大きいですね。

そしてお昼の灌水作業などを済ませて、らんらんちはきしめんに海藻や家庭菜園のミョウガなどを添えて、千萬の令といただいて、おやじぃのご学友の農園のシャインマスカットをやまとさんから受け取り、クリスマスプレゼントに霜降りのお肉とプレゼント交換する季節が今年もやってきたのです。

そして夕方の灌水作業などを済ませて、おゆうごはんは羽根つき餃子にキャベツの温野菜にトマトにオクラにキュウリの御漬け物に外郎に十穀ごはんにおなすとあげのお味噌汁にブルーベリー黒酢ソーダに千萬の令といただいて、歯磨きをして、おくすりを飲んで、今宵しもぐっすりおヤースミンしたいかなぁ……。



9月30日(土)


いし……意識が朦朧とする……。ダメだ……いったい何がどうなって、どうなっちゃっているんだろう……。

ボクはこのままじゃダメだと思い、ディートとルプレヒトにもらったジャムのうちクリスマス・マーマレードジャムを開封して、トーストにたっぷりぬりぬりしてクリームチーズとスフレオムレツとサラダと一緒に千萬の令といただいて、モーニングに選んで調理した。すると頭のなかがクリアに冴え渡ってゆき、すこし頭のなかのもやもやが楽になった。

また御抹茶入りの煎茶にマーマレードジャムを加えていただくロシアン・ティーは格別に爽やかでとても美味しく、頭がとてもしゃっきりとして、気分をリフレッシュさせてくれた。

そしてロイヤルルームからロビーに向かうとカマエルたちと会話したりして、和やかな朝のモーニングの時間帯を楽しむことにした。

サン・ニコラのお宿での朝のルーチンを一通りこなすと、わたしはベラベッカ・アルザシオンをカマエルと一緒に調理して、出来上がったベラベッカをレザー調のギフトボックスにひとつひとつ詰めてゆき、みんなに配る準備をした。

そうするうちにわたしの頭の中でタスク管理の妨げとなっている頭の中のもやみたいなものは、幾分かやわらいでゆき、わたしは順調に今日やることリストをこなしていくことができました。

わたしとアルベールはカマエルとベラベッカ・アルザシオンの調理と梱包を済ませて、綺麗にギフトラッピングをすると、おしゃれな手提げ袋にそれらを入れて、ロイヤルルームに持ち帰った。いくつかは冷凍庫で長期保存して備蓄用食糧にまわすことに決めて、冷凍庫にしまう。

とても透き通った青空で、上空を航空機が通過してゆき、わたしは窓辺からそれを見上げるように眺めると、ふっと傍らで朗らかに薫るカミーユの花を愛でて、水をやり、お手入れをしました。

ツクツクボウシの蝉時雨が聞こえてきて、さんさんとお日さまが夏のなごりの薔薇のような詩的な世界を醸し出し、わたしの心模様を幾分か和ませてくれて、わたしはアルベールとマイルームで今日やることリストをいくつかこなすと、ジュークボックスから聞こえるきよしこの夜を聴いて、わたし達をあの頃の時代にタイムトラベルさせてゆくような……そんなあたたかな世界を垣間見て……童心へと帰すのでした。

アーリーモーニングティーは十穀ごはんにジャスミンティーと千萬の令とライチティーとかアイスワインティーにルイボス麦茶などをシャインマスカットとチョコレートとグレープグミやボイルド・スウィートなどなどをいただきながら、ハーベストムーン・ビューイングセレモニーを楽しみました。

中秋の名月は朧月夜で、和紙を重ねたような風合いの和の佇まいで、とても風情があり、優しげな輝きが和紙を重ねたようなやわらかな、とても綺麗なお月さまで印象的なハーベスト・ムーンでした。

早朝の灌水作業などを済ませて、寺院から朝を告げる鐘の音が、夜明けの空に爽やかに響くのです。

朝晩の寒暖差が、シャインマスカットなどを美味しく仕上げてくれる実りの秋です。

わたしは中秋節の贈り物のシャインマスカットを横濱元町ルイボス・デュエットとチョコレートと一緒にいただいて、モーニングティーを楽しむと、朝のゆったりとした……小鳥たちが歓び歌う世界で……その上質な時間をとても愛おしくウィークエンドの一日のはじまりとしては上出来なのではないでしょうか。

わたしはひとかどのしあわせを満喫すると、週末の休日をゆったりとした中秋節を楽しむのでした。

あひるのたまごの月餅をライチ紅茶やジャスミンティー、それに凍頂烏龍茶などといただいて、中秋節の朝の飲茶を楽しむと、わたしは執筆作業の良い気分転換になり、再び執筆作業に戻るのです。

その心豊かなしあわせなハーベストの楽しみは、素敵なインスピレーションの洪水です。まるでルルドの泉のように、人々を癒やして、あるべき道しるべを示してくれます。

わたしはしばらく祈りの時間を設けると、また執筆作業に戻るのですが、毎日のルーチンというものは、積み重ねであり、心の鍛錬であり、生きる糧ともなります。

ハーベストのような実りが、わたしの心模様であり、またしあわせな日々なのだと、改めて気づかされます。

何気ない日常がたまらなくしあわせで……心の砦なのだと改めて気づくからです。

そして日々の感謝の気持ちが人生をより豊かに楽しむ秘訣なのだと、そうしみじみと思い描くと、わたしの心の情景はドビュッシーのように軽やかにまたしっとりとしたメロディーラインを奏でてゆくのでした。

朝、朝のモーニングの時間がたまらなくしあわせな……ごく平凡でありふれた小さなしあわせであり、守るべきものであると、つくづく思う……そんなハーベスト・ムーンビューイングセレモニーのモーニングの時間は……とてもゆるやかに……また心穏やかに流れてゆきます。

三十五年前に漫画で描いた世界がアルベールとわたしの思い出であり、スタート地点であり、またすべてなのだと……そんな心の情景にふっとアルベールという子の姿がうつりこむと、わたし達の心模様を三十五年前のあの頃へとタイムトラベルさせてくれるのです。

それはマーティやドクのような……あの時代の世界線でいつも変わらずにあり続けました。

一種の心のふるさとなのだと思います。

ハーベスト・ムーンの季節にもなると、クリスマスの準備を本格的にはじめる時期になります。クリスマスケーキやクリスマスプレゼント……クリスマスコフレなども、毎年変わらずにこの時期から予約したり、手配したり、集めたり、またクリスマスカードなどのお手紙なども書き始めたり、日々を豊かにしてくれるそのエッセンスは、友人たちとの三十五年来変わらずに交流が続き、またそれらは生涯はぐくみ続けてゆくことでしょう。

わたし達の心豊かな収穫祭のめぐみは……クリスマスの予定をいろいろ考える素敵なホリデーシーズンへの入り口です。

毎年変わらない、その待降節のはじまりの準備が何よりもしあわせなことだと、改めてそう感じるのです。

ありふれたしあわせというものが、何よりも大切なことなのだと、わたしに日々告げるのです。それは小鳥たちの朝の挨拶のように、サンライズが昇る頃、穏やかな静かな祈りの場として、それは確かに機能し、日々の糧となるのでした。

***

そしてお昼の灌水作業なども済ませて、らんらんちは蓬莱の豚まんにタンメンに千萬の令といただいて、ちょっと眼精疲労が酷いので、シエスタタイムをしっかりとって、きちんと休養しないといけないかもなぁ……。

だいたいわたしは仕事人間すぎるんだよ。年中無休でぶっ通しで原稿の事ばかり考えてる生活が何十年も続いちゃってるくらいだし……。

オンオフどころか年中無休でオンなんだよなぁ……原稿執筆常時お仕事モードだし……。

だからあんな仕事人間の参謀将校の話に自然にああいう作りになっていった気はするかな……長男が目を離せない障害持ちでもなければ仕事辞めないというのはストーリー組んでた上で自然な辞め時はこれしかないのもあるけれども……。

まあ、そんなこんなで、ファたそが調理した肉バルセットにメンチカツにサラダにだいこんと鶏のなんこつの煮物に白米に昆布の佃煮に千萬の令といただいて、おくすりを飲んで、しばしゆっくりと就寝した方が良いかなとつくづく思ったお仕事モードな週末でした。

なんだ結局、週末も原稿執筆で日が暮れてしまった……。

*おまけの本日のタスク管理*

モーニングティーはクリスマスマーマレードトーストにサラダにシャインマスカットに目玉焼きを千萬の令といただいて、早朝の灌水作業などを済ませて、週末のガーデニングを楽しむのでした。

イレブンジス・ティーはシャインマスカットにチョコレートとグレープグミと横濱元町ルイボス・デュエットといただいて、落ち着いた日曜日のブランチタイムを過ごして、日々はゆるやかに穏やかに過ぎてゆき、ジュークボックスから聞こえるきよしこの夜が、あの頃のとても楽しかった時間へとわたし達をタイムトラベルさせてくれるのです。

これはわたし達の記憶のかけら。エクラと呼ばれるアニマの記憶……。

***

……ハッ!?

もしやこれは姫様からの恋文?!

わたくしめも今すぐに参ります!

そうして騎士は早馬を飛ばし、コモンズベリーの街のサン・ニコラのお宿までひとっ走りしたそうです。

***

これで……わたくしめもお姫様でお嬢様になれる!

そんなサン・ニコラのモーニングはマーマレードトーストに目玉焼きにサラダにシャインマスカットにチョコレートと御抹茶入りの煎茶にマーマレードジャムを添えてロシアン・ティーでいただいて、あなたもわたしも全員お姫様でお嬢様になるのでした。

それがおままごと婚世界のサン・ニコラのお宿のロイヤルルームでのモーニングのお茶会です。

そうしてカマエルはロビーで毎日、わたし達にこう言うのです。

いってらっしゃいませ、お嬢様と……。

これであなたもわたしも全員【モテかわ姫】なのです!

これがコモンズベリーの街の宿屋が舞台のコモンズベリー物語【アルザシオン写本】です。

それは【モテかわ姫】と【きゅんきゅん王子】の運命の恋物語で、千年の愛を育みし運命のカップルの聖夜物語として、アルザスのポワールパン写本へと後の世で一緒に語られ、お話は共に育まれるような形式で両作品はつながってゆきます。

大聖堂へのクリスマス礼拝を題材とした貴重な詩であり、わが国が誇るたぐいまれな古典文学として、後の世にまで語り継がれたパブリック・ドメインの中の金字塔的作品です。

わたし達はこの古典文学の詩にふれて、聖夜の物語を今年も考えるのです。

それこそが待降節への最良の贈り物であり、わたしのライフワークだと、この三十五年間を振り返って、しみじみと思うのでした。

らんらんちはジパング製麺のシェイクうどんをテイクアウトして、千萬の令とジャスミンティーとルイボス麦茶などを美味しくいただいて、お昼の灌水作業などを済ませて、しばし原稿執筆のプロットを考えたり、イメージボードの題材をふくらませたりしながら、ジパング風アフタヌーンティーを楽しむのでした。

ジパング製麺のシェイクうどんは明太子の風味がとても美味しくて、ああ……ふくやの明太子……それもクリスマスプレゼントですねとおやじぃのご学友からのクリスマスプレゼントと霜降りのお肉をクリスマスプレゼント交換する季節に想いを馳せるのでした。

レイニー・メロディーのジャズのような雨だれを聞きながら、ジュークボックスから聞こえるきよしこの夜がとても楽しかった時間へとわたし達をタイムトラベルさせてくれるのです。

それはいつの時代も変わらぬ楽しい待降節や十二夜へとわたし達を連れて行ってくれて……ヴァイオラとシェイクスピアの世界へとわたし達を導いてくれるエピファネイアなのでした。そしてガレット・デ・ロワにフェーヴなどの楽しみがキャンドルマスまで続くのです。クレープにシードル……その季節もまた感慨深いものですね。

ジパング製麺のシェイクうどんの明太子は結構スパイシーなので、アフタヌーンティーのお茶会のお茶が進みます。

そして今日はジパング製麺の一日うどんの日で、わたし達はテイクアウトのシェイクうどんをおみやげにファたそから受け取ると、ロイヤルルームでアフタヌーンティーを楽しむのでした。

そのジパング製麺の一日うどんと佐世保の復興がまだ途中だったと思い出すと、ジパング製麺の明太子がスパイシーなシェイクうどんとシェイクスピアの十二夜を考えるのでした。

ジパング製麺の明太子がスパイシーなシェイクうどんはシェイクスピアと薔薇のつながりを彷彿とさせて……薔薇よ薔薇よ……とカルペディエムの世界を思い出して、しばし英詩を読みふけりました。

午後はイギリス名詩選を英文で読みながら、英語のお勉強をします。それはロイヤルルームで行われ、神父さんが教えてくださいます。

その豊かな教養のための時間がたまらなく上質な英文学へとわたし達をいざなってくれるのでした。

名探偵ポワールさんの調理するポワールパンはカレーパンです。ああ、ポワールパンは美味しい。わたしは夢見る……聖夜にたらふく食べたいと思うのはポワールパンです……。

そしてカレーというパンから着想を得たポワールパンがやはり美味しいのです。

そうしてわたしは英文学へのほとばしるような情熱を振り返っていたら、寺院から何かとても素晴らしいお香を焚いているかおりが窓辺いっぱいに漂ってきて……わたしは朝から法要か何かが熱心に行われいる寺院からのかおりのおすそ分けをありがたく楽しむのでした。

そのウッディでシプレーでスパイスの薫りは待降節の薫りに通じるものもあるからです。例えるならば、香水ならウッディでシプレーでスパイスが重なるカリスマティックなかおり……といったフレグランス・ノートのような表現が出来ると思います。

そうして鉛筆のようなかおりが漂ってきて……ああ……渋みのあるかおりも加わるのですね。ミドルノートは鉛筆のような燻した渋みのある木々のかおりに移ろうのです。煙を燻らせるようなかおりへと続いてゆきます。

そのドラマティックなフレグランス・ノートのラスト・ノートはどんな薫りが展開されるのか……オータム・ムスクにも似た薫りが漂い、没薬に乳香とエピファネイアの東方の三博士が持参したと言われる、あの薫りへと変わってゆくのでした。

ああ……これはやはりお代官様の聖地の寺院からの薫りだったと気づいて、お代官様の聖地の寺院の物語を紐解きます。

そのようなジパング風の極まった薫り……そう……これがジパングの真髄とも形容できる偉大なる薫りだったのです。

ああ……ジパング製麺の明太子のシェイクうどんと佐世保の物語へと話は続きます。

いや……だから佐世保の復興がですね……わたしはそれを思い出しておりました。

そうして薫りはアンバーのような……バルティック・アンバーを漂わせる風情が重なり……宮沢賢治を思い出すのです。琥珀ですよ琥珀。

しとしとと降る雨が、しっとりとそれらの薫りをより長く持続させているシナジーがあるようにも感じます。

秋雨の薫りが、とても心地よく魂が安らぐ薫りで……とてもしあわせで……ありがたい薫りですね。

その薫りはミルラのようなやわらかな穏やかになる薫りへと続いて……香りという物語の贈り物はこうしてお代官様の聖地の寺院より日々、熱心に祈りとともに紡がれるのです。

これこそが鎮魂歌の薫りだなとわたしがその薫りの持つメッセージ性に気付くと、薫りのレクイエムはモーツァルトのように待降節の頃に没した偉大なる音楽や数学に似た壮大な流れがあるように見受けられ、わたしはガンジス川のほとりのお歌をふと思い出すのです。

歌の翼にきみをのせて……そして至福の夢を夢見てくださいというメンデルスゾーンとハイネのあの世界へとわたしの心の情景は移り変わり、遥かなる時の流れを感じさせたのでした。

上空を通過する航空機を確認すると……わたしはそれを見上げるように眺めて……雨だれのエチュードのような秋雨がそれに重なるのでした。

ショパンのプレリュードに悠久の時の流れをそよ風とその薫りが重なり合って、織りなすこころ景色はとても美しくてこころが洗われるような気持ちへと、わたしをいざなってくださいます。

わたしはそこで、お祈りの時間を設けると、しばしゆっくりと瞑想するように追憶するのでした。

そして夕方の灌水作業などを済ませて、おゆうごはんはファたそが調理したデミグラスハンバーグシチューに白米に千萬の令といただいて、おくすりを飲んで、しっかり睡眠時間は確保しないといけないかなと思い、ロイヤルルームの自分のベッドでゆっくりと就寝するのでした。

Dear Nikolain,Max and Cedric

むかし、聖夜の挨拶に来たセドリクにマクシミリアンの父上自身が後々後悔するようなことをしたので、息子のマクシミリアンは待降節から十二夜にかけて毎年とてもセドリクを大切にして可愛がる……そんな最初の求婚をしたマクシミリアンに相応しい聖夜の贈り物なのだと私も思ってこれを選び贈ろうとクリスマスの小包を今年も変わらず送る……。

*Dear The Royal roommates*

I'm very happy we become friends.

I hope you'll like my present.

Season's Greeting! Happy Holidays!

My best to your family.

そんな内容のクリスマスカードとクリスマスプレゼントがセドリク姫の元へ届いたのは十月二日の朝でした。

セドリクはレオンからのクリスマスプレゼントを優しげな表情で受け取ると、クリスマスツリーの隣に飾り、クリスマスランタンの明かりを灯しながら、傍らの天使カマエルの燭台に目をやった。

そう……それはとてもセドリクらしい優しげな穏やかな微笑みの表情で……。

クリスマスプレゼントはボックスのようで、綺麗にリボンでギフトラッピングされており、貴金属か何かだろうか?

実の兄からの贈り物は、それが三つ、同じように小包の中にクリスマスカードと一緒に入っていて……。

レオンといえばおままごと婚から今年で丸三十年の真珠婚ではあるので、どこかの国の真珠のおみやげかな?とも思うが、それもクリスマスのお楽しみなのだと、そう考えると、レオンからのクリスマスプレゼントを三つ並べて……クリスマスツリーの隣に置いて、微笑ましい思い出と共に、タイムトラベルを楽しむかのように、セドリクは飾るのでした。

そしてわたし達は朝の灌水作業などを済ませて、ブロンズダイスのパスタのあたたかみのある優しげな絵画になりそうな……、おなすのミートソースパスタとシャインマスカットとチョコレートと千萬の令といただいて、至福のモーニングを楽しむのでした。

そんな週明けの月曜日のモーニングはとびきりスウィートでデリシャスな朝食です。

わたし達はきよしこの夜がジュークボックスから流れてくるのを厳かな面もちで聴き入り、しばし朝のお祈りの時間にあてると、英語の聖書で英文学への思いのうちを吐露するかのように、熱心に英語のお勉強をするのでした。

さんさんと朝陽がまばゆく青空に映えて、秋の薔薇がいろいろ咲いて美しい季節です。わたし達は薔薇からシェイクスピアを想い、英文学へと思いを馳せるのです。

上空を通過する航空機を見上げるように眺めて……、爽やかなそよ風が心地よい秋晴れのサン・ニコラのお宿のロイヤルルームでの暮らしはなかなか楽しいものだと、コモンズベリー物語【アルザシオン写本】へとつながる扉なのでした。

親愛なる皆様へ。真珠婚と珊瑚婚とルビー婚を御祝いする十月の花嫁の季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?ささやかながら記念品を贈らせていただきましたので、ご笑納頂ければ幸いです。真珠婚と珊瑚婚とルビー婚の運命の夫婦より愛をこめて。

グリーティングカードにはこのような言葉で三組の運命の夫婦達からの連名でポストに投函されており、それで三箱に分かれていたみたいだけれど、三人分の何か気の利いたクリスマスプレゼントがそれぞれ入っているのではないかな?などと雑談しつつ、わたし達はロイヤルルームでゆったりとした優雅なイレブンジス・ティーを楽しむのでした。

10月2日(月)

本日のミッドナイト・ハイティーはクリスマスランタンの明かりを灯し、癒されるぬくもりの光の中で、デミグラス煮込みチーズハンバーグシチューとシャインマスカットとチョコレートとグレープグミをジャスミンティーと千萬の令といただいて、まったりと。

七夕のカミーユとラベルのついたシュラブ・ローズがティーにグリーン香とブルー・ダマスクのフレグランス・ノートを薫りを窓辺にひんやりとした秋の冷涼な夜風に花揺れて薫るその様は……本当に見事で、息をのむほどに美しく、モネの庭のような佇まいです。

そして早朝とお昼の灌水作業や日課などを済ませて、らんらんちはブランパンのマーマレードトーストにシャインマスカットと千萬の令にマーマレードジャムを添えていただくロシアンティーはやはり美味なるかなという長閑なアフタヌーンティーを楽しむのでした。

10月3日(火)

昨夜のおゆうごはんは唐揚げにサラダにあげとお野菜に白米に昆布の佃煮と千萬の令といただいて、夕方の灌水作業などを済ませて、おくすりを飲んで、しっかり睡眠時間を確保しました。

本日の夜食はクリスマスランタンのやわらかな光に癒されながら、鮭ジャスミン茶漬けに千萬の令とサラダにアップルブランデージャムトーストにヨーロピアン風カフェオレにシナモンキャンディスをひとさじ加えて、サラダに納豆といただいて、オデットへの記念品やお誕生日プレゼントやお誕生日ケーキにクリスマスプレゼントとお誕生日のブーケを手配したりしました。


*友蔵がピチピチのギャルになりたいそうです*

そこに【へんげのつえ】があるじゃろ?w

海江田シロッ子モテかわ姫のネカマ主演作ジパングの元首ミラクル☆ヒミコ様の巫女巫女ナースを崇めるオタク男子は数知れず……しかしオデットがルビー婚、セラフィナが珊瑚婚、セドリク・エリーザベトが真珠婚かぁ……思えばあっという間の四十年間でした。感慨深いですね。

そしてお昼の灌水作業などを済ませて、らんらんちは黒糖ロールサンドにブルーベリーチーズサンドにアロエヨーグルトにシャインマスカットと千萬の令といただいて、しばしゆっくりと休養するのでした。

しかし【へんげのかんざし】で魔法少女ネタがはかどるのは大変よろしいのです!

魔法少女ネタの中でもトラディショナルなテクマクマヤコン系というか……今そういうクリエイティブなクリスマスコフレの物語が描かれてゆく……そんなクリスマスの魔法少女ですよ……たまりませんなぁ……夢があってキラキラしているピュアなイメージでです。

きよしこの夜に相応しい清らかなるイメージです。たまりませんなぁ……夢があって大変よろしいのです!

やはりバカボンのママのドレッサーで無邪気に遊ぶバカボンのママのような美少女のイメージで、それらは心が洗われるような家庭的な母親のイメージと重なり、バカボンのパパがクリスマスコフレをバカボンのママにプレゼントしたクリスマスに魔法少女のへんげのかんざしで美少女へドレスアップして変身しなくてはなりませんな?

ムムム!名案ですぞ?

このじいや確かに立案いたしましたぞ?

クリスマスイブにバカボンのママのドレッサーでへんげのかんざしに向かってテクマクマヤコンと唱えて美少女へドレスアップしてゆく……そのバカボンのママの優しげなイメージが微笑ましいのです。

しかしこの原初的なイメージから一次創作へと変換するのは簡単ですが、やはりここはあえてパロディでひみつのアッコちゃんとバカボンのママという夢のコラボレーションだったら最高に素晴らしいでしょうね……。

そのくらい美しい光景が脳裏に浮かぶのです。

赤塚不二夫よ……永遠なれの不思議です。

コマーシャルとしても明快で映えそうですね。

これをオリジナルテイストに書き換えるのは朝飯前ですが、その最初に浮かぶインスピレーションの元風景のイメージを大切にしたいかなと……今回の場合はしみじみとそう思う赤塚不二夫ワールドでした。

真っ先にわたしの脳裏に浮かぶのはゲランですが、それも良いのですが、もっとこう子供の初めてのメイクアップくらいのドメスティックブランドの方が良いのかも。

いやバカボンのママならゲランとかが似合うかなと思うのですが、アッコちゃん的にはもっと低価格帯の国内の化粧品メーカーの方が似合うのかもしれないですね……。

いや……最初のイメージはゲランなのですがね……。

このあたりをどうオファーするとかも腕の見せ場ではあるのかもしれません。

というイメージへとつながる魔法少女の世界への夢の扉なのでした。

いや……いっそ幼児向けのおもちゃの化粧品とかの方が適性あるのかも……。

つまり新作アニメのネタもはかどるのは大変よろしいのです!

いやあ……なんというのか……イメージとしては、バカボンのママのドレッサーでアッコちゃんがキャッキャッしてる微笑ましい赤塚不二夫ワールドの世界観ですね。

パロディは夢があって大変よろしいのです!

あまり著作権著作権言ってるとしまいにはそういう可能性すら消えていくんだろうなぁ……もったいなさすぎですな……。

そこで現実に引き戻されて激しくしょんぼりとするのでした……。あーあ……。

……そこでわたしは現実に失望すると、一次創作へと変換するのが妥当だなとしみじみ思いましたが、この赤塚不二夫ワールドは本当に微笑ましいイメージです。イメージそのものは本当に素晴らしいというか……大人の事情ってものを痛感する次第です。

本当に趣味は趣味のままが一番しあわせなのだと、しみじみ痛感するのが、商業に行ってしまった自分の判断ミスだと思う……そんなクリスマスキャロルの極みの商業一年目はないわーまじないわー……流石にあり得んかったなクリスマスイブのあれはクリスマスに商業一年目で商業やめるの即断案件でしたからね……。その気持ちは大事です。

つまりクリスマスイブにクリスマスキャロル案件が起きて、悪魔は商業を薦めるが、天使は人間性が疑われる業界だから良心に従えと明確にそう告げる……そんな商業一年目のクリスマスイブだったからね……流石にこれはヘビーだね……って世界でした……黄昏吐息で失望感はハンパない脱力感……流石にこのクリスマスイブはクリスマスキャロルの極みすぎて現実が激しく重いわな……。

商業で得るもの多いだろうけども……クリスマスイブにこれは人間としてアウトな案件でしたな……はぁ……ないわーまじないわー……。

でもこれ甘い言葉に騙されて商業続けていた可能性があるから、商業一年目のクリスマスイブにクリスマスキャロルの極まったような案件起きたから、すっぱり辞めて同人に戻れたのは、逆にしあわせなのかもしれないかな……一年目で神がかったナニカが出たからね……クリスマスイブにクリスマスキャロル案件ここに極まるみたいな超常現象ですよ……一年目で即断出来たのは、逆に良かったまであるのかもね……未練もなく文字通りクリスマスですっぱり商業一年目で辞める判断力よ……なかなかないかもしれないな。今にして思えばですが……。

こんな不条理は流石に即断案件だからね……。

だから同人で、趣味は趣味のままが一番しあわせなのだと思うクリスマスイブでした。

何事も仕事といえど、人間として越えてはならないレッドラインというものがあります。

わたしの場合はたまたまそれが商業一年目のクリスマスイブにまた極まった英文学のクリスマスキャロルそのものな案件が起きて、未練なく辞めたこと……人間として失うものが、わたしの場合はあまりに大きかったのです。

そう友達という一番大切なものを失う前に気づけたクリスマスだったからです。

たまたまクリスマスイブだったからなのかもしれませんが、それは商業一年目にして英文学の金字塔の極まった形で展開されました。

そしてクリスマスキャロルという英文学を思い出すのです。

それはクリスマスの……レッドラインです。

絶対にクリスマスに人間というレッドラインは越えてはならない……。そう思えるだけ、わたしは成長したのかもしれません。

クリスマスキャロルという英文学をもってして……それが、わたしに語りかけるのです。

おゆうごはんの前にはもうぐったりですよ。続きの執筆作業はまた明日……こんな調子だと今にガチでぶっ倒れそう……。

呼吸困難になるし、身体が急激に衰弱していって歯止めがきかない……。

おゆうごはんは海のお魚ちゃんに家庭菜園のミョウガを添えて、麻婆かぼちゃにお味噌汁にりんごにロールケーキに千萬の令といただいて、おくすりを飲んで、安静にしてしっかり休養しないと……。

10月4日(水)

物凄い速度で衰弱していって歯止めがきかない疲労感が半端ない……。

きちんと休養しないと……このまま衰弱死するのではないかと、死期を悟ったのは、流石に尋常ならざるやつれ方だからだ。

そのくらいアンディ兄貴のお誕生日からのアレで衰弱死しそうな状態だ……。

死……死ぬ……このままだと衰弱死してしまう……。

昨日、死が脳裏をよぎるレベルのストレスからなのか、ひさびさに衝動買いをしたが、別にお誕生月なので、まあ……昨日のストレス買いは不可避で致し方なかったのかもしれない……。

重度で深刻なストレスの高負荷に心身が流石に耐えられずに身体や脳が悲鳴をあげているのだろう……とにかく疲労感が深刻なレベルに疲弊しきっており、しっかり休養しないと心身から死んでくる感覚だ……。

悲しい……とても悲しい……これは心身の悲鳴と血の涙そのものなのだろう。

今日は献立について特に語る気力すら起床直後から失せてる感じなので、今日の日記はこれでおしまい。また続きは気力が失せてなければ、明日にでも……はぁ……まじはぁだわ……。

10月5日(木)

精神領域が色々と限界なのか、疲労感が半端ない……。


10月4日(水)

本日のモーニングは家庭菜園のブルーベリートーストにシャインマスカットとサラダに納豆と千萬の令、らんらんちは焼きうどんとルイボス麦茶と千萬の令、おゆうごはんはチキンステーキとトマトサラダに白米に昆布の佃煮とあげにすりおろしだいこんとワカメを添えて、桜餅と千萬の令といただいて、早朝とお昼と夕方の灌水作業などを済ませて、おくすりを飲んで、しっかり休養しないと……。


10月5日(木)

本日の夜食は鮭ジャスミン茶漬けに家庭菜園のブルーベリートーストにサラダにスフレオムレツとグリューワインティーにシナモンキャンディスをひとさじ加えていただいて、早朝の灌水作業などを済ませて、まったりと。

昨日、カミーユが咲いて、窓越しに花揺れて、見舞う……そんな感じです。


*Silent Night Service and Security*

【聖夜のService & Securityでございます】

それは清らかなる記憶のかけらの物語……。

10月5日(木)

早朝の灌水作業などを済ませて、モーニングは海老とほうれん草のトマトクリームパスタと目玉焼きと千萬の令といただいて、まったりと。

小鳥たちの朝のさえずりが心地よく、窓辺でカミーユは爽やかに咲いて花薫る……とても穏やかで落ち着いた朝の上質な時間が、人生をより豊かにしてくれます。

らんらんちは洋風たまごかけごはんを調理して、海老と鮭とミルクとトマトクリームの風味で味付けをして、千萬の令といただいて、お昼の灌水作業などを済ませました。

何やら近頃は色々と疲れがたまっているのか【お疲れちゃん】なので、今日の日記はここまで。また明日……モチベがあれば続きを書く予定です。

ゆうべのおゆうごはんはチーズインハンバーグシチューに梨に草団子に千萬の令といただいて、今宵しもぐっすりおヤースミンしました。

本日のアーリーモーニングティーは煮込みハンバーグシチューに横濱元町ルイボス・デュエットといただいて、まったりと。そうして早朝の灌水作業などを済ませよう。

10月6日(金)

本日のモーニングは煮込みハンバーグシチューとマーマレードトーストにサラダに目玉焼きと千萬の令にマーマレードジャムをたっぷり添えたロシアン・ティーですっきりと爽やかな秋晴れのサンライズにカミーユの花が可憐に花揺れて薫る……という至福のモーニングを調理していただいて、朝の灌水作業などを済ませました。

らんらんちは温かいお蕎麦と梨と千萬の令といただいて、お昼の灌水作業などを済ませてまいりました。

そうしてめっきり秋のよそおいの冷涼なる秋晴れの空にカミーユなどの秋の薔薇が、まこと美しく咲き誇り、煌めく星々のように輝いて花薫る……その景色は息をのむほどに美しく、そして秋の深まりを実感させる季節になりました。

朝晩はもう……めっきり冷え込んで、上着に羽織るものが手放せない秋のよそおいとなり、深まりゆく秋景色がとても美しく、秋の薔薇が美しく咲き始めるシーズンのはじまりを告げるのです。

十月の誕生花は薔薇だそうです。確かにこの国で十月にハイシーズンを迎える薔薇は誕生花に相応しいのでしょう。

わたしは窓辺で可憐に笑顔をほころばせるように花ひらくカミーユの花姿を眺めながら、しばし、しっかりと休養をとるのでした。

もうそろそろクリスマスプレゼントとクリスマスカードを書き始めなくてはならない季節になり、体調さえ安定してくれれば、クリスマスカードなどのお手紙を書いて、準備してゆきたいなと思うのですが、身体が言うことを聞いてくれず、今年はもしかしたら全員にクリスマスのお手紙は差し上げられないのかもしれないなと、しばし体調の悪化を気にとめるのでした。

そして年賀状にしようと思うのでした。おそらく年賀状や寒中お見舞いのお手紙の方が宜しいのかもしれないなと、よくよくそう感じた一年間でした。

あるいは何かポストカードを印刷したりして、年内に葉書でペンパルたちにお手紙出来れば一番理想的ではあるのですが、あいにく手紙を書くほどの体力が残っておらず、直筆ではなく、郵便局のグリーティング・サービスで投函まで行ける形式のものを選択する方がうまく送れるのではないかとも思うのでした。

年内休養というワードが選択肢に上がるような体調不良なので、はやめはやめの告知なり、告知サイトなり、連絡していった方が良いのかもしれません。

体調不良の為、オフラインのお手紙関連の発送は年内休養とさせてください。来年以降体調が落ち着き次第、順次再開していこうと考えております。

お手紙とかクリスマスプレゼントとクリスマスカードなどの発送手続きを今年も準備する今頃の季節に入っても、いまだに物理的にお手紙を書くほどの体力が戻ってくれずに途方に暮れる三十年後でした……。

毎年恒例のお誕生日とクリスマスプレゼントにクリスマスカードなどのお手紙が物理的に書けなくなる体調不良は流石に想定外で、同封の贈り物などを日々集めたりしながら、三十周年の節目の年を過ごしております。

三十周年のペンパルのお誕生日から体調が急変して、衰弱死するのではないかと、不安な三十年後のお誕生日月をこうして迎えるとは、わたし自身も想定外もいいところで……。

まあ、仕方がないので、体調が落ち着いてくれたら、お手紙関連も再開したいなと考えながら、日々、お手紙に添えていたギフトを集める三十周年の節目の秋です。

でも……生きているということも、おそらくこういう意味もあるのかもしれません。

突然、死はやってくるのかもしれないからです。衰弱死するのではないかと、脳裏をよぎるレベルの体調不良は……生きていてはじめてのことですが、急死してしまうことだってあるかもしれないなぁと思ってしまうからです。

残された人生をより良く……しあわせな気持ちで送って、天に召されて……そんなガーデニングと共にあれたならば……どれだけしあわせなことでしょうか。

少なくともわたしという人生はしあわせだったと思っているからです。

今年の七夕にやってきたカミーユという薔薇はとても不思議な薔薇です。今日という日は、朝、とても美しく咲き誇り、その朗らかな笑顔がまぶしい……そんな花姿で、病床のわたしを見舞うのですが、今日は風が思いのほか強いのか、何度も風に吹かれて鉢が傾いてしまう。わたしは午後の灌水作業などを済ませて、カミーユの鉢植えをまた置き直しましたが、置き直したそばから強風でまた傾いてしまう。

わたしは今日はそのままにして……明日の朝の灌水時に起こしてあげようと思いました。

わたしは思い出の世界の美しいクリスマスソングの中から、きよしこの夜のハンドベルの曲を携帯電話でバックグラウンド再生で、最近好んで聴いていることが多いです。

この曲はわたし達の美しい思い出の中の世界の曲として、オルゴールにも似たハンドベルのきよしこの夜は……本当にあの頃の楽しい記憶の世界へとわたしを連れて行ってくれます。

グラーフは今、しあわせでしょうか?

わたしはグラーフのしあわせをこうしてきよしこの夜を聴きながら、クリスマス・イヴに生まれた彼の幸福な人生を神さまに祈ります。

夕方の灌水作業などを済ませて、おゆうごはんは鯖の柚子庵焼きにスダチを添えて、ミニトマトにサラダに梨に鬼パンに十穀ごはんに高野豆腐に千萬の令といただいて、おくすりを飲んで、安静にしてしっかり睡眠時間をとってきちんと休養することにします。

まじめな話、わたしとサンタ・グラーフがすれ違いだしたのは……ホワイト・アルバムのようなものでした。

お互いが共有できたはずの楽しい時間が失われていったのも、ホワイト・アルバムのような環境にあって、でも楽しい時間は当時のままいつまでも色あせぬ美しい思い出としてクリスマス・イヴに毎年グラーフのしあわせなお誕生日を祝い、祈り、どうか楽しいお誕生日でありますようにと願うのです。

そう……今年のクリスマス・イヴもきっとそうなのでしょう。

願わくば、良き妻を得てしあわせな家庭を築いていますようにと……。








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