※二章 藤崎組

7

停車した車の外は、がらの悪そうな人達が、ずらりと並んでいる。


一人が叔父さんの方のドアを開ける


「おう、今帰ったぞ」


一斉に頭を下げて叔父さん=ボスに敬礼している。

私はと言うと背の高いイケメンの人に


「良くお越しくださいました。お疲れでしょ、お部屋にご案内致します」


叔父さんは先に中へ入っていき


「こちらのお嬢さんは大事な客人だ粗相のないようにな」


一斉に声が返ってくる。

私を案内してくれている人にも他の人は、深々頭を下げていた。

もしかして、この人も偉いの?

でも、怖い人ばっかりかと思いきや、イケメン爽やかな人もいるんだと少しほっとした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る