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私のせいだ。


あの時、振り返る事が出来なかった。


彼の声に気が付いて居たのに、どんな顔をして声をかけたら良いのかわからなくて…




私のせいで…



今どこに居るの?



全くと言って良い彼が行きそうな場所が分からない。


お気に入りの場所すらわからない。


私に分かる場所は、彼と一緒に出かけたことのある場所はあの場所以外ないんだけれど…


ダメなら他を探せば良い。


そう思って歩く足取りを速めた。


ほんの少し遅れて要君も付いて来てくれている。

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