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「大丈夫?朝食持って来てくれたんだ、ありがとう」
俺を後から支えてくれたのは翔さんだ。
あれ?
この二人喧嘩してたんじゃないの?
でも、怖いのは目の前でニコニコしている優希さんだ。
この人…
ヤバイよ…
「後であんたにもあわせて、あ、げ、る、わね!」
また俺の頭に手を乗せ廊下を歩いて行ってしまった。
「さぁ、食べよう!」
お盆を何を言わずに持ってくれた翔さんは、何もなかった様な顔をしていた。
無言で食べ出した朝食は味どころの話ではなかった。
気まずい。
その一言につきる。
何か話をしなきゃと思って頭をフル回転させてみるけど、俺の持ち合わせているネタはたいしてなかった。
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