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俺が食堂でおばさんの手伝いをしている時に、昨夜部屋に来た人だと思う、優希さんって人が着物姿で入って来た。


「あら、もう起きてたの?子供は早起きね」


むすっ。


あからさまにふくれっ面の俺を見て


「ふふふふっ、それぐらいで怒るなんて、まだまだ子供なのよ!」


この人は何なんだ?


かんじわりー!


「来ていたんですか?」


食堂の入り口から、若と呼ばれていた優しい人が顔を覗かせた。


昨日は着物姿だったけど、朝だからかすごくラフな格好だ。


「あら、ツバキちゃんおはよう。今日香がこっちに来るって言うから、早起きしてきちゃったわ」


「昼頃と連絡ありましたよ」

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