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大河さんに夕飯を運んでもらって、テーブルを挟んで、翔さんと向かい夕飯を食べ始めた。
必要以上の言葉を発してこないのは、それはそれで、気を使わずにすみそうだけれど…
出来れば俺は他の皆さんとも早く仲良くなりたいんだけれど…
こんな感じだと、他の人と関わる事があるのかどうか…
「食事、俺とじゃ嫌?」
えっ?
「とんでもない!そんな事ないで」
いきなり手を掴まれて
「あの…」
「良いよ無理しなくて、明日から食堂行きな」
俺の手を離して、翔さんは無言で食事をすませた。
俺は食べ終えた食器を片付けようと立ち上がったが、翔さんは立ち上がる気配がないので
「俺片してきます」
翔さんの分も一緒に持って部屋を出た。
ふぅ~
息がつまるとはこう言うことなんだ…
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