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「おい、要いるか?」


夕飯前なのか大河さんの声がしてドアを開けようとしたら、その手を翔さんに掴まれた。


首を横に振り、翔さんがドアを少しだけ開ける。


「翔、起きてたのか?わりぃ、起こしちまったか?要はどうしてる?」


「今疲れて寝てる、悪いんだけど夕飯お願いできる?」


「ああ、わかった持って来るよ」


大河さんが部屋の前から居なくなってから翔さんはドアを閉めた。


玄関の掃き掃除を午前中した後、庭掃除それから家の中のゴミ箱のゴミをを集めて回って、お昼は俺だけが食事をして、その後お手伝いさんなのか、おばちゃんが台所に居たので、手伝いをして…

一時間くらい前に俺は部屋に戻ってきたら翔さんはベッドに横になっていた。


体調が悪いのかと聞いても


『嫌、少し疲れたから』


と、言われて俺は自分の場所で少しだけ横になっていた所に大河さんの声がしたんだ。


けれど、翔さんは俺にまだ横になっててと言って…


俺が翔さんに気を使わせたのかな?

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