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教員免許を持っていながら、塾の講師として仕事をしている。
お嬢さんが初めてここへ来る事になったのは、高校生の時だ。
あの時、前頭の運転手だった俺が、運転してお嬢さんをお連れしたのが最初だった。
かれこれ6年の月日が経ってしまったんだな…
楓さんが行方をくらませてからは、はや5年…
大分朝の冷え込みもきつくなってきた。
若と祥太朗様のお姿が見えなくなり、早々屋敷の中へ向かう途中
「おはようすっ」
「また、お見送り間に合わなかったのか…」
背中を丸めながら、ちょこちょこ寄って来たのはもう一人の薫。
薫は香お嬢さんの事もう、諦めたのか?
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