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「最近のあの子達は大河ちゃんからみてどんな感じ?」
いつもなら、嵐の様に去って行く優希さんなのだけれど、今日にかぎっては…
「どう?っと言われても…いつも通りじゃないですか!」
視界の先にいるのは翔と、香お嬢さんだ。
お嬢さんがここへ来る様になって、はや二年。
藤崎の屋敷からすぐ近くにマンションを借りている。
『もう、うちで、一緒に暮せばいいのに!じじぃにもう一部屋作って貰えばいいのに、もぉ!』
優希さんなら言いそうな事だ。
俺もそれには賛成だったんだけれど、わりと頑固な所もお嬢さんは持ち合わせている。
「あの子は本当に…」
優希さんの溜息と共に消えていった言葉を聞き逃しはしなかった。
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