第43話

唐突に声が上がる。




力強い声だった。




……………………チビ?



また光が現れる。





さっきとは反対の所に。




絶対なる存在感。



鮮やかで深い赤い光。




『ハイネ』




少し幼い声。



そして赤い光の隣に現れる、暖かく元気なオレンジ色の光。




あたしの名前…………。



『チビ助』




からかいを含んだ、柔らかな声。



次に現れたのは、清廉で静かな紫の光。




……チビって……あたし?



あたしが呼ばれてる?




『チビネ』




大きな親しみが込められた声。




現れたのは、全てを照らし輝かす黄色の光。





ポンポンと現れる光に、あたしは目が放せない。



もう1つ……。



何故か、そう思ったんだけど、次に現れる光はなくて。





出揃ったらしき赤、オレンジ、紫、黄色の光たちが集まりだした。



集まり、そして合わさり、1つの形になる。




それは
















「―――豹―――――」




気高く美しい黒豹だった。














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ありがとうございます!!


一番初めが"ハイネ"で、凄まじく、嬉しかったです(*´∇`*)



よろしくお願いします。

めけこ

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