第34話

――――――………

―――――………

―――…………




「あっ、ダーリン!!うちやうち!!」



『うちうち詐欺なら間に合ってます』



「誰が、うちうち詐欺やねん!!ホンマ、アホやな!!ハニーの声もわからんのんかぁぁぁぁぁあ!!!!」



『すんません。ホンマすんません』




にししと電話越しで笑うダーリン。



くっそ、可愛いのぅ!!




『ハニー?』




おっと、んな場合やない。




「ゲホッ!!ゴホッ!!あああああっ」



「やかましい」




のたうち回る女を足で押さえる。




『ハニー?』



「そこにアレおるか?アレやアイツ……………ウォ…ウォ…」




ど忘れした……。




『ごっつい間違いがくる予感(ワクワク)』




思い出したぁ!!!!




「ウォシュレット!!!!」



「がぁっ!?」




あっ、勢いあまって、女を蹴りあげてしもうた。



「すっすまん…」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る