第33話

好かれとんな。

"黒豹"の姫は。



そして、姫たるチビ子も、体を張って仲間を守るとは、たいしたもんや。



ライバルやが、中々の好印象!!




仲間はうちらにとって何よりも大事なもんや。




この話を聞いて、さらにチビ子に会いたくなった。




だから、助ける。





「うちを甘っちょろい"黒豹"の奴等と一緒にしたら、あかんで?」




女だから、女をボコる。

当たり前やんな。




つか、コイツは気に入らん。



ホンマ。





「あたしはっっ!!あたしは悪くなっ……ひっっ」




片手で、女の首を掴む。




「さぁ、始めるで、喋るなら今のうちや」




うちは、真っ青になって顔を激しく振り拒絶する女に、にっこり笑いかけた。

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