似てねぇ。

第一印象がソレだ。

幼く、化粧１つしないチビ助に対し、この女はケバい。

学校に、んな化粧が必要かってくらいだ。

チビ助と同い年の従姉妹だと聞いてるが、5才は違うように見える。

いや～。アレだな。

チビ助がこんな化粧しだしたら、兄ちゃん全力で止めるわ～。

お？

ちと調子が戻ってきた。

スカートも、もう見えるんじゃねぇかってくらい短いし。(見たくもねえが)

チビ助が、んなもん履こうものなら、八雲が問答無用でジャージを履かせんぞ。

｢ちょっと、話があるなら早くしてよ!!遅刻するでしょ!!｣

ギャンギャンさっきから、喧しい。

人気のない細道に入ると、女の手を離した。

ギッと睨み付けてくる。

本当に俺らの妹がチビ助で良かった。

まぁ、俺らの中の誰もがこの女を選ぶことなんざまずないがな。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい