第13話
そうして、施設に行くことを決め、住み慣れた家から出て施設に行く日。
「じゃあハイネちゃん。行きましょうか」
「は…」
「待て」
施設の人とあたしの前に立ちはだかる人が。
「コイツは俺の家で預かる」
「は??!!」
「なんなんですか!?貴方は!!ハイネちゃんは…」
「施設には話をつけてある」
そう言ってガッとあたしの手を掴み歩き出す。
「待ってくださいっっ!!貴方は誰なんですか!?どうして、あたしを」
「俺は…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「優さん、あたしをこんなところに連れてきて、どうするつもりですか?」
あの時、そして今。
あたしの前に立ちはだかるのは。
芹原 優。
(せりはら・ゆう)
父の姉の息子で。
あたし従兄(いとこ)だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます