第7話
そうだ…っっ。
俺だけじゃない。
竜くんも、ここには居ない蓮も桂も。
今、血眼になって探し回ってるメンバーも。
そして、行方の知れないやっくんも…。
皆、後悔しながらも今出来ることを全力でやってる。
バカだっ!!
俺はっ!!
歯をくいしばり、止めてしまった足を動かす。
竜くんの隣へ。
そうすれば、竜くんが少し笑って頷いてくれる。
「絶対に取り戻す!!」
「うん!!」
必ず!!
見つけ出す!!
もう少しっ
もう少しだけ、待ってて!!
ハイネ……!!
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