第9話
あたしはずっと、
これから先も このままなんだ。
このまま生きて、
大きくなるんだ…。
ただ、受け止めるしかなかった。
もちろん、病気の知識なんてあるわけない。
誰に言われたわけでもない。
でも、この時あたしは、
その決定的な事実を、
直感で子供なりに感じとっていた。
あたしにとって、本当の意味での
障害者としての人生の始まりだった。
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