第2話

そんな人生を歩みながら、今は就職先を探す毎日。


本当は、学校の先生になりたかった。




やっぱり、高卒よりは大卒がいいわけで、滅多に採用なんかされない。


だからといって、やめることもできないから探すしかない。




そんなある日、家に客が来るからと、面接の帰りに急いで家に向かっていた。



この日は、絶対に出迎えなさい、なんて母親に言われていて、あまりそんなことを言われないものだからかなり急いで家に向かっていた。




慣れない道を小走りするなか、初めて信号に引っかかった。




信号に引っかかって驚く人は誰もいないだろう。


だが、俺はただただ、驚いていた。

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