第6話
またさらに1週間後。
「こんにちは、今度こちらの右隣に引っ越してきました、杉浦(スギウラ)です。
宜しくお願いします」
小さな女の子と男の人が訪ねてきた。
この時は、私と父が出迎えた。
「こんにちは、日向です。
宜しくお願いします。
ほら、桜子も」
「ひゅうがさくらこです。
5さいです。
よろしくおねがいします」
さすがに3回目だからか、お辞儀も加えて普通に挨拶することが出来た。
だが、
「すぎうらきみえです。
よろしくおねがいします。
わたしも5さいなので、よかったらなかよくしてください」
相手の女の子は一枚上手だった。
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