第38話

いいなー。

私も龍太郎とでかけたい!


なんて思っていると、

「いいなぁ~俺もでかけたい!」


と、いつの間にか戻ってきた龍太郎が叫んでる。


…まて?

詮索されたらどうするの!


私も声に出してたかな?とか焦ってしまう。

まぁ、でも、最近医局の人たちには話そうかっていう話をしていた。


…けど、このタイミング?

なんて思っていると。

「誰とですか!?」


ほら!

犬男が食い付いたじゃないか!


「それ、俺も気になる」


珍しく荒川先生。

…起きてたんだ。





「それは…」


私の方を見ている彼。


え、どうする?

言う?

私、これ反応していいやつ?

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