外科医局
第7話
滑りに滑りまくって、なんとか病院に到着。
途中、氷室先生は5回転んだところでまた助けてくれて、そこからずっと支えて貰いながら歩いた。
犬男はその一部始終を見ていて大爆笑。
腹筋が痛いとか連呼していた。
まったく…笑いすぎ。
なんて奴だ。
氷室先生は「わかっただろ?」とか犬男に笑いかけるから、犬男も勢いよく頷く。
どうして2人とも転ばないんだろう。
それにしても…、朝から恥ずかしい思いをした。
笑われすぎて機嫌が悪くなったのを氷室先生が頭撫でながらなだめてくれたんだけど…、まさかそんなことされるなんて思っていなくて恥ずかしくなってしまった。
「おはようございます」
「おはようございます」
「おはようございます!」
先陣きって入った私に続いて氷室先生と犬男が挨拶をする…が、返事がない。
あれ?
辺りを見回すと、
「う~ん…」
ソファーがもぞもぞ動く。
毛布から顔を出したのは荒川先生。
…ではなく、後藤医局長。
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