第13話





 健介さんの言葉にあそう思っていると、何故か健介さんに呆れられた。



 呆れられる理由、ないんだけど……。



「まさかもう関わりが……」

「ない。ただ、隣の席の奴の殺気に、族に入っている奴がいると思っただけ。でもまぁ、本人も抑えているみたいだから、周りの不良達には、悪寒が背中に伝わったくらいじゃないかな」



 呆れて言った言葉に、平然とした表情で話す。それに健介さんは安心すると、さらに詳しく教えてくれた。



「ただ、それだけならよかったんだけど、“蒼連”のしたっぱが何人かいる。だから下手すると……」

「学校で抗争、か……」



 健介さんが言いにくそうに口を開いて言ったところを、代わりに言った。その言葉に健介さんは「あぁ」と頷いた。



「まぁ、それだけ分かればいいや。それ以外、大した興味はないから」



 ソファーから立ち上がって言い捨てると、理事長室を出た。



 さて、黒豹と蒼連、どちらが頭のキレる奴等か、教えてもらおうかな。



 廊下を歩きながら背伸びをすると、教室へと歩く。





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