第11話





 ……睡眠不足か、興味がなくてか……。



 どちらでも構わないが苦笑いを浮かべると、カバンを横にかける。そして担任が教室内を見渡すと、ホームルームが始まった。






 ホームルームが終わり、一時間目の授業が始まる前の休み時間。その間にクラスメイトである男子達があたしを囲み、質問攻めしてくる。あたしはこれらの質問に笑って答える。ただ、隣でこれだけ騒がれているにも関わらず、男子はいまだ起きない。



 コイツ、どんな神経してんだ。



 チラッと隣を見つつ答えていると、チャイムが鳴った。それでも男子達は自分の席に着こうともしない。それにあたしは一応注意しようかと思っていると、声が聞こえた。



「お前等うるせぇ……。いい加減にしろ」



 寝起きの低い声にあたしは隣を見る。

 隣に座っている男子はいつの間にか起きていて、まだ眠そうな目を無理矢理開け、頭をかきながらこちらへ顔を向けていた。



 もしかして、今起きた……?



 男子の仕草にあたしはただ見ていると、周りを囲んでいた男子達は自分の席に着く。それに驚きつつ、小声で隣の男子にお礼を言う。



「ありがと。えっと……」



 名前、聞いてもいいのかな?それとも、あたしが名乗るべき?



 ホームルームが始まる前に名乗っているが、この男子が聞いていたのか、あたしははっきりと知らないため、躊躇する。そんな姿に男子は、静かに口を開く。



「……柴田抗シバタコウ。よろしく」



 ぶっきらぼうに名前を言い捨てると、もう一度寝た。



 なんなんだ、コイツ……。さっきの男子達の行動といい、一瞬だけ見せた雰囲気といい……。






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