第86話

瞬間、強い魔力を感じて、キセキはキッとそちらを睨んだ。

「誰だ?」

その先に小柄な人間が立っていた。


「私(わたくし)はセパレッタ・カーレー。遥か昔、アンブレーの筆頭魔導士であった」

「遥か昔のわりに、いい声してんだな」

スルムが返す。

「スルム、よく見ろ。あのフードの下の顔…皮膚が老人だ」

低い声でキセキが指摘した。

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